不眠症に悩む人達は、朝の不快気分とかで
「昨夜はあまり寝られなかった」
などと睡眠充足感を占う。

しかし、そもそも人間は昨夜睡眠を上手く取れていたか、取れていなかったか、正確に感知できない。

色々調べてみると、朝の不快気分を予測する要因は、「総睡眠時間」よりも「寝る前の不快気分」の方が重かったりする。

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投稿者: 西川公平
2024-10-13 15:32
カテゴリー: 様々な困りごと
強迫性障害の治療にスタンダードに用いられる曝露反応妨害法。
そのやり方を不快や不安に「耐える」とか「我慢する」とか表現する治療者が大勢いる。

「いや、『耐える』とか『我慢する』は内側でやってる強迫行為なので、反応妨害とはそーゆーことでは無いです」
って説明するんだけど、ある種の治療者には理解が難しいっぽい。
なんならりきんでこぶしに力を入れたり、歯を食いしばったりする人もいるけど、それも内側でやってる強迫行為だ。

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投稿者: 西川公平
2024-10-13 14:53
カテゴリー: 強迫性障害
何度か説明を試みたのだけれど、私の両親は「心理カウンセリング」とは何か、最後まで全く理解できなかった。
「ワケの判らんことを言う息子だな」としか思ってなかったフシがある。
そんな両親が、代わりに私の仕事を何だと勘違いしていたか?
それがまさに人生相談である。

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投稿者: 西川公平
2024-10-13 14:38
カテゴリー: 雑談
旧行動療法学会2023漫遊記というか、はるばる北海道まで来て、ギャンブリング障害の講義を伺ってきました。

講師のRobert Ladouceurはカナダで教授をしていて、25年ギャンブル依存の研究をしている。
フランス語訛の英語を喋る分、簡単な英語で喋ると自称していた(たしかに30のことをトリティーとか言ってた)。
講師本人に
「講演内容をSNSなどにアップしても良い?」
と尋ねたら、
「スライドパクらなければいいよ」
と言われたので、メモした講義録をアップします。
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投稿者: 西川公平
2023-11-03 09:52
カテゴリー: 様々な困りごと
これまで行ってきた研修の臨床心理士ポイントをまとめました。

【2ポイント】の研修 
京都CBTセンター
・1年かけて学ぶ認知行動療法スキルアップセミナー
・ABAワークショップ:3ステップで行動問題を解決する!小中学校で役立つ応用行動分析研修
・依存と性加害予防支援のイマ
・ウェルビーイング療法ワークショップ
・過敏性腸症候群に対する認知行動療法:実践ワークショップ
・京都CBTセンターアウトプット研修 模擬面接で学ぶ認知行動療法セミナー
・京都CBTセンターアウトプット研修 模擬面接で学ぶ認知行動療法セミナー2
・強迫症および強迫スペクトラム障害への認知行動療法~アセスメントと課題の作り方~
・ココロのしごと 2.0 : 心理職の働き方、新しいカタチ。
・子育て・子どもの困りごとに役立つ支援ワークショップ
・子どもと若者の睡眠ー覚醒リズムに対する認知行動療法:実践ワークショップ
・コメディカルのための基本がわかる精神科診断セミナー こども編
・これからのこころの支援セミナー
・産業臨床に役立つ心理職のための法律と臨床セミナー
・少人数制 実践型   認知行動療法トレーニングWS
・心理職のためのキャリアパスセミナー
・ソリューション・フォーカスト・ブリーフセラピーWS
・第01回 見て聞いて学ぶこころのシゴト
・体重コントロールと認知行動療法 -ライフスタイル療法の実際-
・対人援助に役立つセルフケア体験セミナー
・多職種連携・緩和ケアに役立つ包括的アセスメントと問題解決療法
・低所得者や経済的弱者層の人々のための心理支援WS
・問いから学ぶ認知行動療法
・認知行動療法初学者のための心理教育ワークショップ(内容:うつ・社交不安・強迫)
・認知行動療法初学者のための心理教育ワークショップⅡ(内容:躁症状・パニック・不眠)
・はじめて学ぶ複雑性トラウマの理解と支援
・発達障害と不登校対応に役立つ児童思春期支援ワークショップ
・不安症と強迫症に対するCBT:with コロナに置ける不安と強迫について
・メタ認知療法ワークショップ
・模擬面接で学ぶ認知行動療法セミナー3 ×コラボ企画動機づけ面接研修

一社)CBTを学ぶ会 
・第03回対談 子供のこころの困りごとと認知行動療法
・第14回CBT研修会 行動嗜癖に対する認知行動療法
・第15回 滋賀CBT研修会 児童思春期の摂食障害 ~基礎から臨床まで~

一社)CBT研究所
・第06回対談 精神科医×心理師対談 精神療法・心理療法の工夫と楽しみ
・第07回対談  創立記念対談 臨床と研究の接点
・第08回対談 「痛い!」困りごとへの心理支援
・第10回対談 はじめてのマインドフルネスベースドトリートメントはじめてのコンパッションフォーカストセラピー
・リバイバル配信
2022-09-30 12:09
アメリカ心理学会の12部会(臨床心理学部会)が心理療法に関するエビデンスを出している。
最近見てなかったけれど、更新されたところもあるようなので、観てみようと思う。
それにしてもアメリカはいろんな心理療法を開発していくもんだなあ。

ちなみにAPA12部会は、「経験に裏づけられた治療」という表現を用いていて、判官びいきか心理療法に対して若干甘めに評点していると個人的には感じている。

以下は療法別の分類だが、症状別の分類もある。
https://div12.org/treatments/

こっちの方が目的にたどり着きやすく、見やすいかもです。

【心理療法】
以下は、心理学的治療法のアルファベット順のリストです。
ある診断に対して治療法がないことは、必ずしもその治療法に十分なエビデンスがないことを意味するものではないことに注意してください。
むしろ、経験的に支持された治療基準に従って、その治療法が我々のチームによって十分に評価されていないことを示す場合があります。
治療法をクリックすると、その説明、研究サポート、臨床リソース、トレーニングの機会などが表示されます。
また、ご希望であれば、診断名から治療法を検索することもできます。
また、症例検討のセクションでは、特定の症例提示に適切と思われる治療法を検討することができます。

ちなみに、今年は
【オンライン研修会 エビデンスに馴染みがない方々のための考え方・使い方・作り方】という研修開催予定
https://cbtcenter.jp/event/?itemid=2851

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投稿者: 西川公平
2022-06-27 17:10
カテゴリー: 雑談
CBTセンター所長の西川公平が、このたび博士号を取得し、医学博士となりました。
少しややこしいので解説しますと、医学博士を取るということは、医者になるということではありません。西川は今もかわらず心理師のままです。
医学部の大学院博士課程を修了し、博士論文が受理された時に博士号が授与されます。

社会人大学院生として医学部に進学し、博士課程を無事に満了したということです。

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投稿者: 西川公平
2021-10-06 17:58
カテゴリー: 雑談
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