不登校・長期欠席の児童・生徒に対する認知行動療法の成績

不登校・長期欠席の児童・生徒に対する介入の成績について

今回、学校またはサポート機関等に通えていない状態が連続して1か月以上継続している状態の小中学生、高校生を不登校として対象にしました。
不登校、長期欠席を主訴としてCBTセンターを訪れた小学生児童、中学生・高校生生徒は45名でした。
そのうち、37名は医療機関を受診しており、診断名がついていました。診断名は多い順に「うつ病(22%)」、「双極性障害(10%)」、「発達障害(10%)」、「強迫症(10%)」、「不安症(7%)」などでした。ただし診断名には重複があります。
45名の中で13名は1回で来なくなりました。2回以上来談されたのは32名で、今回はその32名を対象に分析を行いました。
なお、親御さんのみの相談は数に入っていません。

不登校・長期欠席の児童・生徒に対する認知行動療法の成績

不登校・長期欠席の児童・生徒に対する介入まとめ

不登校問題の解決のために認知行動療法を利用する場合、親御さんだけが、1回だけ来るというのではなく、本人が数回以上来る必要がありそうです。
これは、本人を数回カウンセリングルームに連れて来ることができるような、親子関係が崩壊していない場合、つまり家庭の問題が少ない場合において、より良くなるという事でしょう。
不登校になってすぐにCBTセンターに来られる方も、ずいぶん経ってから来られる方も、教室復帰に差はありませんでした。
ゆえに、いつでも来ていただいて結構です。
ただし、2年以上にわたる不登校の場合、リハビリ期間が長くなる傾向があるかもしれませんので、早目に来ていただくに越した事は無いです。

CBTセンターにおける認知行動療法の介入成績について

各種カウンセリング

CBTセンターでは利用する様々な人のニーズに合わせて、各種サービスを提供しています。
滋賀県・京都府内はもちろん、大阪、兵庫、三重、奈良、岐阜、福井あたりの滋賀近辺の近畿・関西あたりからもお越しいただいています。お気軽にどうぞ。