2013/12/12: ストレスと、トラウマと、精神科疾患について
最近テレビでトラウマ特集的なものをやってます。
観たものもあれば、観ていないのもあるけど、少なくとも一般の方々にはそれらの概念の誤解が多かろうという事で、整理するために書いてみました。
治療の話はあまり書いていません。区別の話です。
観たものもあれば、観ていないのもあるけど、少なくとも一般の方々にはそれらの概念の誤解が多かろうという事で、整理するために書いてみました。
治療の話はあまり書いていません。区別の話です。
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2013/12/04: ハミルトンうつ病評価尺度について
ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)は、1960年にMax Hamiltonが開発し、現在研究などで広く使われているうつ病評価尺度である。改良版としてGRID-HAMDなどというものもある。
なんせうつ病は血液検査や脳検査に引っかからない病気なので、こういった構造化面接でもしないと、何がうつ病なんだかわからなくなってしまう。
CBTセンターは医療機関でもないし、そんなに研究もしないので、これまでHAM-Dで評価することはほとんど無かったんですが、ふと勉強する機会がありました。
しかし、これって、本当に大うつ病の中核症状をバランスよく測定しているんだろうか?と疑問が湧かなくもないので、感想を書いてみます。
なんせうつ病は血液検査や脳検査に引っかからない病気なので、こういった構造化面接でもしないと、何がうつ病なんだかわからなくなってしまう。
CBTセンターは医療機関でもないし、そんなに研究もしないので、これまでHAM-Dで評価することはほとんど無かったんですが、ふと勉強する機会がありました。
しかし、これって、本当に大うつ病の中核症状をバランスよく測定しているんだろうか?と疑問が湧かなくもないので、感想を書いてみます。
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2013/11/11: 2013年 滋賀県うつ病治療技術向上事業 うつと不安の認知行動療法研修会
研修会のお知らせです。
国立精神神経センター・認知行動療法センターの堀越勝先生が来滋され、ボストン大学のD.バーロゥ教授らが開発した「うつと不安に対する認知行動療法」について研修が行われます。
日時
2013年12月7日 午後2時〜5時
場所
滋賀医科大学附属病院 D病棟多目的室
対象
医師、看護師、心理職、精神保健福祉士、理学療法士、作業療法士、その他メンタルヘルス支援業務に関わるもの
主催は滋賀医科大学地域精神医療学講座で滋賀県からの助成を得て開催されるそうです。
社)CBTを学ぶ会は共催となっています。
国立精神神経センター・認知行動療法センターの堀越勝先生が来滋され、ボストン大学のD.バーロゥ教授らが開発した「うつと不安に対する認知行動療法」について研修が行われます。
日時
2013年12月7日 午後2時〜5時
場所
滋賀医科大学附属病院 D病棟多目的室
対象
医師、看護師、心理職、精神保健福祉士、理学療法士、作業療法士、その他メンタルヘルス支援業務に関わるもの
主催は滋賀医科大学地域精神医療学講座で滋賀県からの助成を得て開催されるそうです。
社)CBTを学ぶ会は共催となっています。
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2013/11/05: 漸進的弛緩法
カプランの臨床精神医学テキストを読んでいます。
漸進的弛緩法はヤコブソンが1929年に創始したもので、後に系統的脱感作や自律訓練法や緊張応用法へと変化する元となった療法です。
ちなみに緊張応用法というのはあまり聞かないですが、迷走神経反射による失神反応に対抗する方法です。
本気でやろうとすると、ありとあらゆる筋肉の緊張を弛緩を意識できるようにしていく、中々に手間のかかる療法でした。
漸進的弛緩法の施術上の注意として書いてあることが面白い。
ヤコブソンは患者さんに緊張の感覚を把握させることから初めて、それが観察できるようになると、「これがあなたのしていることだ。我々が望むのはこの反対、すなわち単になにもしないことである」というのが常であったそうです。
その際に繰り返し教示された事は、「弛緩とは努力なしにやってくる」ということであって、それを思い出させるように「努力することは緊張することであり、従って弛緩ではない」と教示されたそうです。
精神療法って、100年前から一緒というか、進歩してないですね。
かつてのテキストを読まない人こそが、新世代への道を切り開くのだと思う。
漸進的弛緩法はヤコブソンが1929年に創始したもので、後に系統的脱感作や自律訓練法や緊張応用法へと変化する元となった療法です。
ちなみに緊張応用法というのはあまり聞かないですが、迷走神経反射による失神反応に対抗する方法です。
本気でやろうとすると、ありとあらゆる筋肉の緊張を弛緩を意識できるようにしていく、中々に手間のかかる療法でした。
漸進的弛緩法の施術上の注意として書いてあることが面白い。
ヤコブソンは患者さんに緊張の感覚を把握させることから初めて、それが観察できるようになると、「これがあなたのしていることだ。我々が望むのはこの反対、すなわち単になにもしないことである」というのが常であったそうです。
その際に繰り返し教示された事は、「弛緩とは努力なしにやってくる」ということであって、それを思い出させるように「努力することは緊張することであり、従って弛緩ではない」と教示されたそうです。
精神療法って、100年前から一緒というか、進歩してないですね。
かつてのテキストを読まない人こそが、新世代への道を切り開くのだと思う。
2013/10/07: KIDS探訪記
最近芸の幅を広げようと、あちこち行ってますが、今回はブリーフセラピー学会で仲良くなった森先生の勉強会に参加しに、吉祥寺のKIDSまで学びに寄せてもらいました。
久々の勉強会めぐりです。
ブリーフセラピーというのは、CBTがうまく言葉に出来ない所を言葉にできる単語を幾つか持っているので、これまでも門前の小僧的に気にしていたのですが、結局のところ観て肌で触れて学ぶのが速いかと思います。
もう一つ目的があって、CBTセンターはリニューアルを計画中なのですが、「カウンセリングルームの作り方」についてはブリーフセラピーに一日の長があるので、それゆえの視察でもありました。
久々の勉強会めぐりです。
ブリーフセラピーというのは、CBTがうまく言葉に出来ない所を言葉にできる単語を幾つか持っているので、これまでも門前の小僧的に気にしていたのですが、結局のところ観て肌で触れて学ぶのが速いかと思います。
もう一つ目的があって、CBTセンターはリニューアルを計画中なのですが、「カウンセリングルームの作り方」についてはブリーフセラピーに一日の長があるので、それゆえの視察でもありました。
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2013/09/22: 2013年9月21日サイコオンコロジー学会久保田先生ご講演
CBTを学ぶ会の立役者の一人であるジョニー久保田こと久保田亮先生がサイコオンコロジー学会で癌の当事者としてご講演されました。
その時の様子が勝元 榮一先生のご尽力でYouTubeにアップされていたので、リンクします。
その時の様子が勝元 榮一先生のご尽力でYouTubeにアップされていたので、リンクします。
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2013/09/12: 心理カウンセラー募集
CBTセンターではクライアントの増加に伴い、滋賀県等で共に働いてくれる心理カウンセラーを募集します。
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2013/09/03: 第23回ブリーフサイコセラピー学会大会 参加記
先週のCBT学会から二週連続東京に行って、ブリーフサイコセラピー学会に参加してきました。
大会テーマは「最前線での配慮と工夫を分かち合う」ということでした。
参加記などを綴ってみます。
ちなみに二つの学会の間には心理臨床学会が横たわっており、それも合わせて三立てされた先生達は、くたびれ果てておられました。
大会テーマは「最前線での配慮と工夫を分かち合う」ということでした。
参加記などを綴ってみます。
ちなみに二つの学会の間には心理臨床学会が横たわっており、それも合わせて三立てされた先生達は、くたびれ果てておられました。
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2013/09/01: CBT Case Camp 2013 晩秋 at 琵琶湖岸 開催情報
「CBT Case Camp 2013 晩秋 at 琵琶湖岸」の開催情報をHPにてアップいたしました!
旧:認知行動療法事例検討合宿
http://studygroup.cbtcenter.jp/camp/
旧:認知行動療法事例検討合宿
http://studygroup.cbtcenter.jp/camp/
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2013/08/26: こうち認知行動療法研修会 2013/9/15
2013/9/15 高知県で認知行動療法の研修が開催されます。
テーマ
こうち認知行動療法研修会
〜認知行動療法の基礎から臨床まで〜
日時・内容のめやす
2013年9月15日(日)10:00 〜 16:30 受付開始 9:30(5,5時間)
AM:認知療法、行動療法の基礎、PM:演習、事例検討
講師
西川公平(一般社団法人CBTを学ぶ会 CBTセンター所長/滋賀医科大学精神医学講座 専門行動療法士)
テーマ
こうち認知行動療法研修会
〜認知行動療法の基礎から臨床まで〜
日時・内容のめやす
2013年9月15日(日)10:00 〜 16:30 受付開始 9:30(5,5時間)
AM:認知療法、行動療法の基礎、PM:演習、事例検討
講師
西川公平(一般社団法人CBTを学ぶ会 CBTセンター所長/滋賀医科大学精神医学講座 専門行動療法士)
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