研修生

CBTセンターでは認知行動療法(CBT)の施術について、短期間で詰めて教わりたい人に向けて、研修生制度があります。

研修生とは

CBTセンターの研修生は、講義、陪席、スーパーバイズなどを総合的に学べるシステムです。
研修内容は各研修生の立場、能力によって異なります。
研修生制度は基本的に3か月(12週間)が1クールになります。
対象は有職専門家で、1~2週に1回数か月に渡ってCBTセンターを訪れることができる人になります。
CBTセンターが受け入れられる研修生の限界は、同時に2人までです。

研修生になるために

1、メールや電話で問い合わせして、面談を予約する
2、履歴書・職務経歴書を送る
3、CBTセンターにて面談し、研修日時・研修内容について合意し、契約する
4、研修スタート

研修内容について

研修内容は、かなり個別のものになります。どのような研修を受けたいのかについては、事前の話し合いと契約が綿密になされます。
時には、連携するカウンセリングルームや医療機関の見学に行ってもらう事もあります
時には、ケースワークをしてもらう事もあります
時には、実際にケースを担当してもらう事もあります
下記に第一期生の研修の内容と感想を書いてもらいましたので、ご覧ください。

第一期生の研修内容

私の受けた研修内容は、およそ下記のとおりです。
○認知行動療法における記録の取り方、心理教育、ホームワークの用い方について、ケースの例示をもとに学ぶ
○認知行動療法の実際の施術場面に陪席する
○担当ケースに対し、認知行動療法の視点による継続的なスーパービジョンを受ける
・行動理論、認知理論に基づいたケースフォーミュレーション
・紹介状・報告書の作成のノウハウ
・医療をはじめとする関係機関との連携等のノウハウ
○担当ケースへ他スタッフに陪席してもらい、面談終了後意見交換を行う
○自分のカウンセリング録画を見直し、クライエントとの言葉のやりとりや非言語的反応を振り返る
○カウンセリングのアウトカムの出し方について学ぶ
○精神疾患の診断基準について正確な知識を身につける
○向精神薬および薬物療法についての基礎知識を身につける
○認知行動療法に携わる多方面の心理士やその他の専門家と交流の機会をもつ

≪研修を受けての感想≫

 私は数か月に渡って、CBTセンターで研修を受けさせていただきました。
 これまで日々の臨床の中で、「自分のしている見立てや介入は適切か?」「この介入は曝露になっているのか?」「クライエントさんにもう少し楽になってもらうにはどうしたらいいのか?」「他の心理士はどのようにしているんだろう?」等といった疑問や不安を感じることは多くありました。
 CBTセンターでの研修は、これらの疑問や不安を解消するためのとても多くのヒントが得られる場でした。私の場合は、大きく分けて三つのことを学ばせていただいたように思います。
 一つ目はまず、認知行動療法施術のコツについてです。丁寧な機能分析、ミクロとマクロ両面からの見立て、個々に合わせた介入方法(曝露反応妨害法、認知再構成法、行動活性化療法等)、効果評価、の実践を目の当たりに見学し、また自らもケースの実践を通じてご指導をいただきました。
 二つ目は、基礎となる対話スキルです。認知行動療法では技法に目が向きがちですが、セラピストの一方的な押し付けや自己満足に陥らず、個々のクライエントさんが自然と「良くなっていける」と感じられる、対話の構築が重要であるということを、改めて学びました。
 三つ目は、セラピストの自己理解についてです。セラピーの行き詰まりには、セラピスト自身の得意不得意やクセが影響していることが多くあります。セラピー中に現れるセラピスト自身の感情とそれにまつわる考えや行動が、言語や非言語としてどのようにセラピーに影響を与えるかをまず理解し、克服するよう取り組むことが、クライエントさんとも率直に向き合うことに繋がっていくのだろうと感じています。
 最後になりますが、関わりの効果に責任を持ち、可能な限り早く確実な改善のために力を惜しまないスタッフの方々の真摯な姿勢にも襟を正しました。また陪席を了承して頂いたクライアントの方々にも厚く御礼申し上げます。
 まだまだ未熟なところばかりではありますが、今後の臨床実践における大きな軸となる経験をさせていただきましたことに、心より御礼申し上げます。

研修生の授業料金について

研修生の授業料金については、基本料金が1クール15万円(税別)となります。
他施設見学等、課外授業に関してはオプショナルの料金も発生します。
詳しくはお問い合わせください。