2019/07/17: 第6回大阪神戸CBT研修会&第9回CBT case camp感想 その2

その2です。

その1はこちら

草木も眠る丑三つ時、とは行かないまでも、00:30頃に枕元においてあったスマホに電話がかかってきた。
「もしもし~。川野です。今ちょっといいですか?」
え?なに?緊急事態?
「スタッフの一人がギター持ってきてるんですよね。で、部屋の茶托みたら、太鼓みたいな感じなんで、これ叩いたらええんちゃうかってなって。」
話が見えないし、眠い。
「明日の余興ですが、どうします?何歌います?」
余興!いまから!
「なるべくコード進行の簡単な曲でお願いしますね~」
マジか!
そんな訳であと19時間後に余興で歌うことが決定した。なんともはや。
でもちょっと目が冷めてしまったので、YouTube観ながら夜な夜な練習しておく。

さて、二日目の朝、合宿の初日はちょっと寝過ごし気味だったけれど、無事にスタートした。
1ケース目は琵琶湖病院稲垣さんの、「パニック症治療に観る認知行動療法の必要条件十分条件について」の発表。
コメンテーターの嶺南病院の岡本さんが、何に曝露を試みているのか治療者側は思っとかなあかんとか、ええこと言ってた。
滋賀の勉強会にて予演で出されているので、割と知っている内容だし、その時のコメントスライドを見るか。
クライアントさんの増やしたい行動というのは、まずは面接室内の一定方向の言語なわけだから、その言語をいかに抽出するかと強化するかができていないといけないわけで、稲垣さんは言語を抽出するのは図らずとも得意(多分診断の人だから)だけれど、言語を強化するのはあまりそういう意識なく面接されてるなと思った。
介入技法はどこかから思いつくものではなく、クライアントさんがナチュラルに出してくるものを後押しするものだから、まあいわばリアクションなわけで、素直にリアクションすれば、ウルフルズのガッツだぜ!を毎日歌おうとかなりそうなもんだ。
まあでも、良くなってるんだから、それでイイっちゃイイと思う。

2ケース目はひょうごこころの医療センターの長浜さんの「アルコール使用障害に対するマインドフルネス」の発表。
これも昔大阪の勉強会で観たことあるな・・・。その時のコメントスライドを見るか。
えーっと、「酒害教育はあかんで」とか書いてある。関係ないけどTwitterに挙げとくか。
あとは、嗜癖行動にある「それなりのメリット」や嗜癖行動をやめる「それなりのデメリット」を明らかにした方が、有効な介入を打ちやすい。とか書いてある。
えーっと他には、家族内での随伴性をキープするために、もうちょっと家族間での相互に強化随伴性を発生させるような仕掛けを作ったら?とか書いてある。
あとはマインドフルネスと称するものが実際マインドフルネスとして機能したかどうか。なるほどねえ。
みんな大好き三田村さんがコメンテーターを引き受けてくれたので、「はじめて学ぶ行動療法」にサインもらうぞ!とスタッフたちが気炎を上げていた。
三田村さんはマインドフルネスは玉虫なので、むしろコミットメントとして作り上げたのがいいみたいなことを言っていた。
結構ご自分の話なんかもされて、上手に笑いを取っているとか、さすが!

昼休憩はスタッフ弁当を食べて、部屋に集まって、余興の曲を2回ほど合わせた。まあ、こんなもんちゃう?それにしても近藤さんハモるの上手いな。

そして、昼休憩を挟んで、大分からはるばるお越しの小関さんがボディーマインドリスニング(BML)のワークショップをしてくれた。
BMLは小関さんが長年趣味で臨床心理士の面接におけるセンスを磨くためのトレーニングをしていて、ようやく編み出したという、ぶれない心の作り方じゃないけれど、まあしなやかに面接に臨むための基礎の基礎みたいな部分の練習。
ちょうど前日の私の基礎講座が「CBTにたどり着く以前の面接の組み立て方」だとすれば、小関さんのは「面接に臨む以前のセラピストとしての“私”の使い方」にあたる。
この辺の話ってあるようでないので、面白い。
そう言えば今だから書くけど、ボディーマインドリスニングの紹介文って私が勝手に書いたのよね。でもそれを快く使っていいよと言ってくれた小関さんの広い度量に感謝。
ボディーマインドリスニングの肝は「身心感覚(小関さんの造語)」を養い、向き合い、利用することにある。
これは実は、認知療法の3C(キャッチ、チェック、コレクト)と同じなんよね。
つまり認知でするところのそれを、身体の中で、しかもセラピストがまずそうするというのがポイントで、それもまた面白かった。
まあ何にせよ小関さんという人は、ちゃんと腰が入った発言されるというか、後で出てくる模擬面接でもきっちりと心身ともにつながっている発言ができる感じですごい。

さて、3ケース目は母子生活支援施設の加藤さんが、トラウマの人にイメージ使った事例を発表された。
何をどこに持っていくのかというのが全体の見立てからというより、ある種の野生の勘からされているので、面白かった。
でも何というか若くて優秀な方がまた一人CBTをに参入してきてくれた感じがするので、活躍を期待したい。
強いて言えば、イメージの書き換えをカウンセリングでするのから、自分でできるように持っていくフェードアウトがそろそろ必要なんじゃないかなと思った。
そしてコメンテーターは岡嶋さん。会うまでずっと発表者の性別を勘違いしていたというから、なかなかのものだ。
エクスポージャーというよりリスクリプティングという、認知療法の技法である話をされていた。あとは松原秀樹先生の話をしてはった。

そんな感じで合宿の1日目はつつがなく終了し、夕食懇親会。正直余興が気になってお酒を飲む気になれない。ちょっとキーが高いし・・・。
余興が終わったらガッツリ飲んでやるからな!と思いつつ、烏龍茶を飲む。

なんだかんだ喋りつつ、時間が来たので余興会場へ。
ステージにばばーんと「コンサート!」とかプロジェクターが利用されて書かれてて、激眩しい。歌詞カードもほぼ見えないやんけ、これ。

それでは聴いてください「忌野清志郎のデイ・ドリーム・ビリーバー」
これならセブンイレブンでかかってるから、若い人にもわかるはず。

・・・・・・・

ふう、何とか歌いきった。いや、アンコールは勘弁して。
まあでも、選曲Sam CookeのWhat a Wonderful Worldにしても良かったかなと、後から考えたけど、若い人は知らんか。

いや、まあ、これで肩の荷が下りたと言うか、なすべきことは全て終った間。

わーい飲むぞ-ということで、夜は更けていった。なぜか私の部屋が飲み会場の一つになり、何故か平均年齢が高い。おかしいなあ。
お開きになって、酒とタバコ臭い部屋で寝まーす。
投稿者: 西川公平
2019-07-17 17:17

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