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カウンセリングにできること・できないこと

カウンセリングにできること

自分の抱えている問題の整理・把握

カウンセリングを受けた方はどの方も皆、「とても整理される」とおっしゃいます。実際われわれの認知行動療法は、困っているポイントのどの部分に困っているのか焦点を絞っていき、ちょうど本人が取り組めるぐらいの適度な目標としてカウンセリングの課題(ホームワーク)を出します。
それらの課題を通じて、さらに自己理解が深まったり、自分の周りの人々との関係性が良くなったりするという事を繰り返して、解決に進んでいきます。

いくつかの例は様々な困りごとと認知行動療法というページに記載していますから、ご参考にしてください。

また、当センターの主要なカウンセリング技法である認知行動療法には、さまざまなこころの問題に対してエビデンス(有効であるという証拠)があります。そちらの方もご参照ください。

セカンドオピニオン

すでに医療機関にかかっておられる方で、少し第三者の意見が聞きたいという方も沢山いらっしゃっています。
医療機関とは仕組みが異なることから、なかなかお伝えする事は難しいのですが、たいていの場合は「医療機関でできることとできないこと」について、ドクターと患者さんで意見が不一致である事が多いように思われます。そのような場合は、スタンダードな心理教育を行う事によってアドヒアランスを高めることを行っています。
ごく少数ですが、一般的な精神科の診断・処方戦略に照らし合わせて、通常ありえ無いと思われる極端に不思議な診断や処方が行われている場合があります。そのような時はあくまで個人的な意見として、別の医療機関にセカンドオピニオンを求める事をアドバイスする事もあります。

カウンセリングにできないこと

カウンセリングにできないことは色々あります。以下にいくつか分けて書いてみます。

診断、投薬など医行為あたること

全てのカウンセリングでは、医行為にあたる事をすることができません。医行為とは「医師の医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危険を及ぼすおそれのある行為」のことです。すなわち診断をしたり、投薬をしたりすることができません。
しかし、病名診断をしない形では、さまざまな検査所見(たとえばうつ状態の程度、対人不安、ソーシャルスキル、広場恐怖の程度など)をお伝えする事は出来ます(昭47/6/1医事七七号・他)。
それらの心理的なアセスメントをもとに、カウンセリングや医療機関をどのように利用しながら生活を安定させていくのかの相談に乗ったり、必要に応じて医療機関に紹介状を書かせてもらったりします。

人生において重要な事を代わりに決定する

仕事をやめた方がいいかそうでないか、相手と別れた方がいいかそうでないか、子供を産んだ方がいいかそうでないか・・・etc.
人生においてはまさにその人本人でないと決定できない重要事項がいくつもあります。我々においてはそれを肩代わりして代わりに決定するという事ができません。
基本的な戦略としては、現在とても安定を失って混乱し、元気がなく、不安が多いのであれば、そのことから回復する事を第一に行い、ある程度冷静で客観的な判断ができるようになるまで支持し、整理していくことになります。
しかし、逆にそのように混乱している時ほど、かなり思い切った大英断を行ってしまいたくなるのもまた事実です。なぜならそのような決断があいまいな状況こそが自分を苦しめている原因だと考えがちで、思い切ってばっさりやってしまえば、何もかもすっきりして、こころの悩みもきれいさっぱり解消すると考えがちだからです。
本当に思い切って決断する事が、その後の人生を改善するかどうかについては、全く判りません。大きな決断になればなるほど良くなる面も、悪くなる面も広範囲に影響を及ぼし過ぎるので、どちらとも言いようがありません。
しかし、その決断がいささか楽観的に「これで必ず何もかも良くなる。わずらわしい事に頭を悩ます毎日からさっぱりと足を洗える」と強く信じられ、別の側面についてはあまり考えられていないようであれば、それらの考えのバランスを取るように示唆する事になるだろうと思います。

カウンセラーと来談者が二重の関係性を持つ

カウンセラーと来談者が二重の関係性を持つことは大変難しい問題をはらんでいます。二重の関係性とは、カウンセリングをする間柄であり、かつ家族であるとか、親友であるとか、恋人であるとか、重要な取引相手であることです。
カウンセラーとそのような関係性の方で、カウンセリングをお望みの方には、別の第三者を紹介する事が多いです。

カウンセリング料金について公的な補助を受ける

カウンセリングには健康保険が適応されません。また、さまざまな事情で経済的に困窮されている方に対する救済制度もありません。
なお、いくつかの企業にお勤めの方は、企業が用意している福利厚生のシステムにおいて、CBTセンターのカウンセリングを受けることができます。
詳しくはお問い合わせください。

カウンセリングについて

カウンセリングで行われることとはどういうことなのかについて詳しくご説明します。

カウンセリングについて

主訴・困りごと

カウンセリングルームを訪れる人が、どのような事を主たる悩み事としているかについてご説明します。

主訴・困りごと

クライアントさんの感想

CBTセンターでカウンセリングを受けたクライアントさんの感想をまとめています。

クライアントさんの感想

できること・できないこと

カウンセリングにはできることも数多くありますが、限界があります。それらをご説明します。

できること・できないこと

医療機関・薬物療法との連携

医療機関との連携や医療機関・薬物療法に対するCBTセンターのスタンスについてご説明します。

医療機関・薬物療法との連携

守秘義務・個人情報について

CBTセンターでのカウンセリングにおける守秘義務や個人情報についてはこちらをご覧ください。

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