2011/10/05: 別司 認知療法研修会 参加記 3日目WS

学会3日目のワークションプに参加しました。
松見先生の「学校における子どもの認知行動療法的支援」
伊藤先生の「ストレスマネジメントと心理療法に生かすCBTのアセスメント」

松見先生の「学校における子どもの認知行動療法的支援」
・このWSにおいて伝えること、概要…スライドを読まずに紹介
・特別支援教育の現状
・ABCアセスメントを中心にした講義
・事例、TRYアングルさんの4コマ漫画、Lovaas氏のビデオ(着席行動の形成、癲癇行動の軽減のデモ)
・各種書籍の紹介
・学校現場における根回しの大切さ
〔紹介された書籍の一部〕
児童心理増刊 子どもの認知行動療法入門 2010年 12月号
そうだったのか!発達障害 わざとじゃないモン
実録4コママンガ--そうだったのか! 発達障害2〜こうすればできるモン〜 
できる!をのばす行動と学習の支援―応用行動分析によるポジティブ思考の特別支援教育
応用行動分析学から学ぶ子ども観察力&支援力養成ガイド―発達障害のある子の行動問題を読み解く!
実践!ソーシャルスキル教育 小学校編、  中学校編

SCを離れていますが、たまに思春期のケースが入るので、改めて勉強しました。WSは、上記のように進みました。フロアーの学習が、効率よく進むよう配慮された流れでした。フロアーから巡回相談に関わる方をプックアップし、現状を語らせるというジョイニングも、講義内容を入りやすくさせる工夫でしょうか。あと、あのビデオ学習は、良いですね。非言語、空気がよく分かる。松見先生、もっと早くお会いすべきでした。


伊藤先生の「セルフ・ストレスマネジメントの理論と方法〜ストレスコーピングと認知行動療法〜」
・事例
・ストレッサー、ストレス反応、人間関係
・ 〃 を外在化させるワーク、4人グループでシェア
・コーピング
・ 〃 を外在化させるワーク、4人グループでシェア
・CBTモデル
・ 〃 に従って、プチストレス状況を外在化させるワーク、4人グループでシェア
・アンケート…印象に残った点、生かしてみたい点、だったかな
〔紹介された書籍の一部〕
こころが晴れるノート
自分でできる認知行動療法
ケアする人も楽になる認知行動療法入門
認知療法・認知行動療法カウンセリング 初級ワークショップ
認知療法実践ガイド

松見先生と同様にフロアーの学習に配慮されたスライドの順序、体験のさせ方が、とてもためになりました。前日の酒が残り&睡眠不足だったので、午後6時間起きていられるか心配でしたvv しかし、見るも鮮やか、ノリにのって進められる講義に、ペンが進むことといったら。終始、会場を左右に見渡し、手で抑揚をつけ、立体的な研修。これが私にはできていない。。
一昨年から、メンタルヘルスやCBTに関する講座の依頼を頂くことが増えまして。研修の技術が無い私は、毎回が暴露。。市民講座だと1時間、専門家向けだと3時間という依頼が多く、CBTを知らない人達に何を伝えるか、どういう順番で話すと学習が進み易いか、毎度頭を悩ませていました。かゆいところに手が届く今回のWSは、受けて大正解。
帰り際、猛ダッシュでタクシーに飛び込む伊藤先生。長丁場、有難うございました。



CBTを学び始めて5年目、ようやく、CBTが少し分かるようになってきました。私の中で、一番の師匠はクライアントさんですが。加えて、「実際に臨床で使ってみる、ケースSVを受ける、勉強会・学会でケース報告をする、上手い先生の話しを聞く、諸先生方の話を聞いていろんな臨床を知る」。これらを繰り返すことで、学んでこれたように思います。
どちらの先生も、機会ありましたらぜひ福井までお願いしたいです。
※福井は、コシヒカリ発祥の地。酒も魚も旨いです。

大会長 東先生&巣黒先生&スタッフの皆さん、有難うございました。今回、1フロアーでおさまるとても使いやすい会場でした。住友病院講堂へも移動も、気分転換にちょうど良かったです。学会運営は、身を削り、大変だったと思います。お陰様で、学習が進み、楽しかったです。
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投稿者: 別司ちさと
2011-10-05 22:25

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