セルフヘルプと専門家利用

認知行動療法(CBT)を自分で使っていく際、専門家をどのように利用するべきでしょう。
ここでは医療機関の利用法書いています。

基本的な方向性を教えてもらう

認知行動療法は「誰でもできる」ことがうたわれていますが、数多くの困り事と数多くの技法があるなかの何をすれば自分の問題が解決するのか、ただでさえ困っている場合に目鼻を付けるのは大変だと思います。
そこで、少なくとも認知行動療法を始める際に、どんな方向で取り組んでいくのが良いか専門家を利用してアドバイスをもらうとそれらの事が省略できます。

お勧めの本などを教えてもらう

認知行動療法のセルフヘルプ本はたくさん販売されています。そのうち自分の困り事にあったものはどれかを探すのは大変です。
お金や時間に余裕があれば何冊か買って読んでみてから、自分に合いそうなものを選べばよいですが、そうでない場合は「どんな本が自分に向いているか」について教えてもらう事もできます。

行き詰った時に使う

基本的には自分で取り組んでいるんだけど、「ちょっと判らない所がある」、「この事にどう取り組もうかアイデアがない」といった場合に、アドバイスを受ける事ができます。
ともすれば行き詰ってしまうとがっかりして、「このやり方は私には向いていないんだ」と思ってしまいます。
そのような時は、専門家を訪れて、その困り事に対してシンプルで取り組みやすいやり方をいくつか紹介してもらうと、またやる気がわいてきます。