2009/03/18: 第3回大阪・神戸CBTを学ぶ会

昨日大阪で行われた、認知行動療法の勉強会について

昨日大阪で三回目になる認知行動療法の勉強会が開催された。
徐々に人入りも多くなってきて、30人程度の教室もいっぱいになるぐらいだった。

発表された伊藤さんは初めてのケース報告という事で、事前には緊張していると言っていたがなかなかどうして上手に発表されていたと思う。
皆さんの感想も、「良くまとまっている」「わかりやすい」と評判が良かった。

勉強会の際は事前にスライドをやり取りさせてもらって、僭越ながらあれこれ手直しをさせてもらっている。
第一回目の西田さんの時もなかなかこってりした手直しっぷりだったが、伊藤さんの時もけっこうやりあった。
伊藤さんは滋賀でも発表されたので、合計すると7回ぐらい手直ししただろうか。おそらく元のスライドで残っているものはないだろう。

まあでもしかし、勉強会にケースを出すと言う事は、自分で行った臨床についてまとめてみて見つめ直したり、事前にいっぱい第三者から手直しを受けたり、発表してディスカッションしたりして、というプロセスをたどることでより一層の臨床技術向上につながるものだと思う。

伊藤さんは認知療法や行動療法の枠組みから発表されたので、私の方でまた別のとらえ方として応用行動分析やACTを意識した観点からスライドでコメントさせてもらった。コロキウムで谷先生にして頂いたのをまるっきり真似てみたと言うところだろうか。
まあ、私のABAやACTの知識は結構いい加減なので、その辺は米山先生が修正頂けるだろうと高をくくっての事でしたが。

米山先生と言えば、翻訳されている「臨床行動分析のABC」はなかなか面白い本なので、皆さん読んでみられると臨床する上での視点が変わってくれるかもしれませんよ、・・・とizugaeruさんに勧めてもらったAmazletを試してみます。
コロキウムではizugaeruさんに色々とご示唆を頂きました。

臨床行動分析のABC
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投稿者: 西川公平
2009-03-18 17:50

Comments

izugaeru on 2009/03/19 2009-03-19 04:31

やっぱりこういう呈示のほうが,表紙が見えてよいですね。
早速私もこの本購入しました。まだ序章の方しか読めてませんが,
今までまとまりがなくて,定義がよくわからなかった認知行動療法の体系
についてきちんと言及しており,「そこを言ってほしかったんだ!」ということが
きちんと明文化されてたので,好感度高いです。

TANAKA@やまうちクリニック on 2009/03/19 2009-03-19 11:22

勉強会お疲れ様でした.
初回に発表させてもらって以来,参加できずに申し訳ないです.
日程が合えば,次回は参加したいと思います.

でも,また火曜日なんですかね?
今のところ順調に事例発表者居る感じですばらしいです.
徳島も見習わないと・・・・.

gestaltgeseltz on 2009/03/19 2009-03-19 15:42

>izugaeruさん
色々なプレゼンテーションの仕方があるもんですよね。

>TANAKAさん
まあ、勉強会のコンセプトにもよりますしね。
次回の神戸は木曜日ですよ〜。

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