2009/03/09: 行動療法コロキウム

犬山温泉で行われた行動療法コロキウムに参加してきました。
その時の感想など

今年も行動療法コロキウムに参加してきました。
去年の宮崎と合わせて今年で2回目の参加ですが、毎年各地から大勢の参加者が集っていました。

ケース報告数も11あり、数としてはなかなかのものでした。
しかし交わされている報告やコメントの質はあまり高いものではなく、臨床家の集まる各地方の勉強会と比べてもパッとしない感がありました。
特にサルをやってる先生が招聘されてコメントしてたんですが、精神病理の素人のコメントと言うか、分析のための分析になりがちで、だったら精神分析と変わらんなあと思いました。

どう言えばいいのか、全体的に患者さんや困り事の核を外した介入が多いというか、理論や技法に振り回されている人が多いのが、大学の先生や院卒の人々の特徴なのかなあと思います。
逆に地方で臨床している人は核はそこそこ外さないが、介入のテクニックが洗練されていない感があって、一長一短だなあと思います。

そういえば、今回はなぜだかコメンテーターとして話す事になってました。残念なことに臨床のケースでは無かったので感想を述べただけにすぎなかったのですが、まあでも貴重な経験をさせてもらいました。
「患者さんの返してくる言葉でうれしいなと思える言葉がまさに治療につながる言葉であればいいな」という感じ。

あと、ベスト発表者賞?を頂くことになりました。そんなに頑張った発表では無かったので驚きましたが、嶺南病院の岡本先生に2票差で勝てて良かったです。

夜は例によって温泉と飲み会でした。色々な人と話せて面白かったですが、特に初めて奥田健次先生とある程度の時間話ができて、なかなか楽しかったです。まさにサムライという感じのお方でした(笑)

久野先生にあれこれ昔話から裏話まで教えてもらいました。どうして学会が無駄に増えるのかとか、おにぎりの話とか楽しかったです。

何より、事務局の先生方には大変お世話になりました。いつもはあれこれ発言されるであろう方々だったのですが、それこそてんやわんやでそれどころではなかったのではないかと思っています。本当にご苦労様でした。
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投稿者: 西川公平
2009-03-09 23:41

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