不登校と一言で言っても、その形態や理由は様々です。なので、唯一無二の解決法なんてものはありません。不登校の発生要因と維持要因が異なる場合も多々あります。原因探しをしても解決に結びつかない場合もあります。
では、不登校の認知行動療法とは実際にはどのようなものか整理してみたいと思います。
①不登校のパターンを理解する。
どのようなパターンで不登校という現象が繰り返されているのか整理していきます。
1.通学に対する本人の考えや行動パターン
2.家族の考えや行動パターン(本人への声かけなど)
3.学校関係者などの考えや行動パターン
4.家庭での過ごし方
などなど
②変えやすいパターンから変化を促す。
本人や家族にとって無理のない範囲で、段階的にパターンを変えていきます。
例)
学校に比べ家の方が居心地が良いことが影響しているのであれば、家での過ごし方の変えてみる。
学校に行かないことを家族が容認してしまうことが影響しているのであれば、家族の声かけを変えてみる。
通学に関する何らかの考え方が影響しているのであれば、考え方を少し拡大してみる。
以上です。