2014/03/28: 行動療法コロキウム参加記2014  岡村

行動療法コロキウムというのは、主に大学や病院などで行動療法(認知行動療法)を施行する先生方が集まり日々のカウンセリング成果を発表する場所です。
発表者1人に対して100人の参加者があれやこれやと意見やアドバイスを投げかけるのです。とは言っても意見やアドバイスをする人は限られていましたが。。。
僕も来年の今頃はあの舞台にたってあれやこれやと言われているかもしれません。


印象に残った発表について感想を述べてみたいと思います。

第一発表者「強迫確認のクライエントとのERP導入面接」
ERPという技法を導入する際セラピストはどのような姿勢で臨むべきかという内容だったと思います。
ERPは暴露反応妨害法の事です。
なかなかに負荷がかかる方法なので、実行するにはそれなりのモチベーションが必要です。
「がんばってチャレンジしてみたい。でも怖いし」みたいに気持ちが揺れる方は大変多いのではないでしょうか。
やろうかやるまいか迷ってるところでセラピストが〈怖いですよねー〉なんて言ってしまうと、そらやる気もなくなるって話ですよ。
言葉かけだけでなく、しぐさだったりうなずきだったり様々な要素がモチベーションに影響してきます。
残念ながら会場ではセラピストの姿勢うんぬんよりも、カウンセリング経過だったりアセスメントに焦点があたっていましたが。。。
セラピスト側の態度や姿勢について学ぶ機会があればなと思います。


本当であれば一つ一つの発表に感想を書きたいのですが、諸事情により全体的な感想を述べさせていただきたいと思います。


コロキウムという共通の舞台で、ある程度の形式を守りながら発表するのだけどまとめ方や発表の仕方によって内容は大きく異なっていました。
分かりやすいものもあれば少しばかり分かりにくいものも。分かりにくいと言っても他の人から見たら分かりやすいのかもしれませんが。万人受けする発表はそうありませんからね。

認知行動療法に同じ事が言えるのではないでしょうか。認知行動療法というある程度の形式を守りながらカウンセリングは展開されるけれどもセラピストによってその内容は随分異なるような気がします。

僕は、万人受けとまでは言わないまでも多くの人にとって分かりやすい発表や臨床をしていきたいと思います。
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投稿者: 岡村優希
2014-03-28 18:30

Comments

okamura on 2014/04/12 2014-04-12 00:07

コメントありがとうございます。
読ませていただきました。
実名でのコメントですので一度削除させていただきますね。

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