2013/06/19: 2013彦根夏事例検討プレ合宿 参加記

平成25年6月15〜16日、滋賀県彦根市にて、CBT事例検討合宿を行いました。その雑感を書きます。
北は北海道、西は徳島、広島までの、計17都道府県。
スタッフを含んだ総勢67名の方に、ご参加いただきました。

人の健康に関わる者として、日頃の臨床を1度解体して振り返り、他者と学び合うことは大切なことです。しかし、1人職場が多い職種であり、いてもCBTについて話せる同僚がいないなど、環境の問題もあって、それは簡単ではない。個人的には、今回の合宿が、仲間探しと、相互交流の1きっかけになったらいいなと思いました。

どーせやるなら、職種を超えて、「○○先生」も外して無礼講で、楽しくディスカッション!
結果そうであったのか、事務局の勝手な妄想で終わらず、データを取ることが大切。というわけで、重厚なアンケートになっていましたねvv 一部、お知らせさせていただきます。

参加者のアンケートより
<合宿全体で印象に残った点は?>
・「グループで話し合う事で、アセスメントや考えを深めて行く事ができ、1人で聞いて考えるより面白かった」、「グループで話した時、発言する人が偏ることが多いが、今回はそれがなかったのが素晴らしかった」、「アドバイザーやリーダーさんが上手く舵取りしてくれた」などという声を大変多くいただきました。
・「活発な討論が展開されているのに、互いをサポートし合う思いやりのある雰囲気がよかった」というお声も複数あり、事務局としても、個人的にも、大変嬉しく思います。


<どの発表が1番印象に残りましたか?>
・私自身が1番印象に残ったのは、CBTのイニシャルケースを出された京都産業メンタルヘルスセンターの馬ノ段先生でした。
まだ利用者さんの全体をバリッとアセスメントしきれず。支援としてCBTとして、発展途上の段階。だって、初めてのケースですもん。私も参加者の皆さんも、きっと最初はそうだったですよね。それを赤の他人に出してコメントもらおうという姿勢が、本当に素敵だと思いました。この先も、この合宿が、初学者ウェルカムな場であって欲しいと願っています。
とはいえ、介入のパーツパーツは利用者さんの困り事にフィットしておられました。利用者さんの声を聴こうとする姿勢、持っている力を総動員して関わっておられる姿が伝わり、感銘を受けました。
「CBTをする」のではなく、目の前の利用者さんの困り事緩和/解決のために、「CBTを使う、あてがう」。この姿勢に共感しますし、再認識することができました。馬ノ段先生には、心から感謝致します。


・次に、印象に残ったのは、さっぽろCBT counseling space こころsofa の太田先生です。
謙虚で、前に出過ぎない姿勢。にもかかわらず、なぜだか、どこにいても人の視線をさらっていく愛されキャラ。
太田先生がいるだけで、その場がアタタカクなり、笑顔が増える。「より良い人間に」と綺麗事ばかり並べる自己啓発推進論者とは違い、世の中の酸いも甘いも親身に教えてくれそうなお兄さん先生です。

全体コメントの冒頭、神村さんは「プログラムの7-8割は、演者の?キャラによる」と言われました。この7-8割は、とても大切な部分だと思うので。ぜひ、まとめて報告いただけると一人職場の新人は有り難いのでは。つまり、ネーミングやパンダキャラの部分。キャラめいている太田先生ご自身も、確率操作かな…。
兎にも角にも、北海道から片道6時間。2日間、もっとも汗水流して貢献くださいました。有難うございました。



<共同作業者>(敬称略)
・事例提供:浅野、馬ノ段、太田、岡嶋、栗原、田中、三田村、米田
・進行:小堀、田中
・アドバイザー:井上、岡嶋、神村、境、中村
・グループリーダー:浅野、稲垣、岡本利、岡本章、尾形、太田、久保田、小林、巣黒、首藤、首藤沙、辻村、三田村、吉田、若井
・他 参加者32名
・会場設営:太田、川野、垂門、三田村、山本、山本沙
・懇親会のお土産:太田、尾形、岡嶋、神村、小林
・宿泊先店主さん、研修会場守衛のおっちゃん、珈琲屋さん、商店街の皆さん
・スタッフ一同:岡本、栗原、西川、別司、三田村、若井


みんなで汗を流し、みんなでわきあいあいとディスカッションできた2日間。
皆様、ご尽力賜り、誠に有り難うございました。
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投稿者: 別司ちさと
2013-06-19 18:00

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