2007/11/10: 滋賀でカウンセリング

滋賀県でカウンセリングルームを構えるということについて

滋賀県は田舎だ。滋賀県内の総人口は140万弱ぐらいしかいない。
似たような人口の県をあげると、青森、岩手、愛媛、沖縄などがある。このラインナップを見ても田舎だと思う。
(ただし古くからの街道沿いの県であるため、長浜、米原、彦根、近江八幡、八日市、草津、栗東、大津、水口など、小さい町が点在していて、人口密度は低くない)

コンサートが来ない、素敵なお店がないなど、田舎特有の問題もありながら、カウンセリングルームという少し特殊な商売にとっても不便なことが多い。

例えば、
そもそも対象となる人口が少ない、
カウンセリングを受けるという比較的新しい文化が普及していない、
精神疾患やカウンセラーに対する偏見がそこかしこにある、
などがある。

なかでも「認知行動療法が普及していかない」ということが憂慮される問題だ。
日本全国どこでもそうだが、滋賀県でも同じように認知行動療法を施術するところは少ない。

そこでとおもって、わざわざ滋賀で勉強会や研修会を開くのだが、・・・実はそれらに滋賀県民があまり来ていない。
こんな田舎にとても良い先生を招いての研修会でも、参加者における滋賀県率は実は2割に満たない。
この事はかなり予想外で、広報に問題があるのかもしれないし、重要な何かが間違っているのかもしれない。しかし今のところこの滋賀県民の低い参加率の問題には明確な答えも有効な対策も重いつかない。

認知行動療法のグローバルな普及とは、すなわちどの地域にも普及しているということだと思うし、それは滋賀県でもそうだと思うのだが、なかなか上手くいかない。
そんな事をあれこれ悩みながら、地味で地道な普及を行っていきたいと思う。

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投稿者: 西川公平
2007-11-10 22:03
カテゴリー: 雑談

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