こんにちは。カウンセラーの岡村です。
今日は小話を一つ。
北風と太陽と言うイソップ童話をご存知だろうか?
北風と太陽が力比べのため、旅人の上着を脱がせることができるかという勝負をする。
北風は、力いっぱい風を旅人に吹きつけ強引に脱がせようとする。北風の思いとは裏腹に旅人は上着をおさえ脱がせることができなかった。
逆に太陽は、強引に何かするわけではなくただただ照り続けた。すると旅人は暑さに耐えきれなくなり自ら上着を脱いだのだった。
この童話から得ることができる教訓は以下のとおりである。
①力づくに強引に動かそうとしてもうまくいかない。
②太陽のように、暖かく寛容的な態度で臨んだ方が、自ら行動してくれるようになる。
実は上記した「北風と太陽」は2回戦目のみの結果である。1回戦目の結果は以下の通りである。
北風と太陽の最初の戦いは、旅人の帽子をとることであった。最初、太陽は旅人の前で照り続けていたが、旅人は日差しの強さから帽子を深くかぶり脱ぐことはなかった。
逆に北風が、力いっぱい風を旅人に吹きつけると簡単に帽子を脱がすことができたのであった。
これら2回の戦いから得られる教訓は以下のとおりである。
何がうまくいくかは問題によって異なる。結果を見据えて、適切な手段は何かを見極めることが大切である。
うまくいかない方法やかかわり方をいつまでも繰り返すのではなく、これまでとは違うかかわり方をしてみるのも良いかもしれませんね。