2014/11/04: 第40回認知・行動療法学会 in 富山 参加記

第40回認知・行動療法学会 in 富山に参加してきました。
その時の感想などを。

なんだかんだ言っても私は緊張するタイプなので、アレコレ不安で事前に準備を沢山したり、イライラしたり、夜更かししたり、これまでの学会ではそれなりに体調を崩すことも多かった。
そこでというわけではないが、今回はのんびり参加しようという事で、ケーススタディーを取り下げ、ワークショップのスライドを作るのを辞め、シンポジウムのスライドをシンポ直前10分で作って臨んでみました。
普段臨床はアドリブでやってるんだから、学会もアドリブでいいんじゃないかというノリでやってみた。

そうすると、普段のようにささくれ立つことなく、それなりにのんびりと学会活動を乗り切ることが出来て、まあ良かったかなと思います。
まあ良かったし、まあ楽しかった。
不安だから準備をするし、準備をするから不安になる。
不安が無ければ準備をしないし、準備をしなければ不安にならない。
うーん、そうかな、どうだろう?

そこに充実があるのかと言われると、それも無きにしも非ず。

しかし、イイ年こいて特に運営にも参加することなく、学会発表で青春するわけでもなければ、まあ同窓会といった感じで鄙びているというのは、どうなんでしょう?
逆に若いころ、もーちょっとぎらぎらと血走った目で(というと大げさですが)自分の持てるすべての力を使い果たすように(というと大げさですが)、自分を追い詰めてパフォーマンスを発揮しようとしていた(大して出ていませんが)のって、全部が全部良いわけではない。もちろん全部が全部悪いわけでもない。
何かそこには一種勝負めいたものがあって、現在の自分の中での最大限をぶつける場としての学会というものが、確かにかつてあったのだと思う。
そのことを懐かしくも思うし、今はもうそのような関係性ではなくなったことを残念にも思う。

「じゃあ、何で学会に足しげく参加しているんだ?なんか随伴性があるからだろ?」と奥田先生に言われた。
まあそれは、奥田先生のような好きな先生に会って話できるからだと言えない事もない。

思い返せば、行動療法について学会で学んだ知識や技術が凄く沢山あるというわけではないのだが、学会で出会った人々からは、それなりに行動療法をやっていく上で励みとなる何かをもらっていたように思う。
まあ今ももらっているってことで。

つまり何が言いたいかというと、参加記もいつものようではなく、ゆるく感想書いてみましたという事です。
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投稿者: 西川公平
2014-11-04 02:24

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