カウンセリング回数:6~10回

私は人前で話す際に赤面したり声が震えたり、頭が真っ白になる症状で、中学3年生の頃から大学3年生まで7年間苦しんでいました。しかし大学4年次には研究室で発表がたくさんあることがわかっていたので、どうしても治したくてカウンセリングを受けることにしました。
担当カウンセラーから指示いただいたことは単純で、どんどん挑戦および失敗をして「失敗=恐怖」という認知を変えていきましょうということでした。半年ほどうまくいったと思ったらまた悪くなってということを繰り返していました。もう大学4年まで時間がないと思い焦っていたところ、就活では話す機会が沢山あるからやってみようとふと思い立ちました。そしてグループディスカッションで発表者を自ら志願してやってみました。激しい心臓の鼓動と胃腸の痛みが襲い不安しかなかったですが、やってみたらできました。そして以降は、緊張しても話せるなと、いやむしろ緊張したほうが今すべきこと以外の雑念がなく、クリアな思考ができると思うようになり、人前で話すことに苦手意識が無くなっていっています。
この経験から感じたことは、ヒトは切羽詰まったら変わることができるようになっているのではないかということです。つまり大学4年生で必ず発表しなければならないという状況と、グループディスカッションで発表しなければ物凄い雰囲気になってしまう状況、そのような状況であったことで変わらざるを得なかったのだと思います。まだ完治はしていないですが、この気づきのおかげで、4年生で発表しなければならない場面が来たら必ず完治に向かうという自信を持てるようになりました。"