高校1年の夏休みに強迫性障害と診断され、2学期から病気と闘いながら何とか2年生に進級できました。
しかし病気は悪化し、2年生は学校を休みがちになり、本人も家族も途方に暮れました。
その時ネットでCBTを知り、直接西川所長に電話で相談しすぐに受け入れてもらえました。
そしてセラピストの先生のカウンセリングが始まりました。

病気を恨み、人を憎しみ、死にたいと思うほどでした。
家族は何度も進級、卒業をあきらめましたが、本人だけは高校卒業だけはあきらめませんでした。
それでも認知行動療法やカウンセリングの課題等、何を言われても何もできず強迫性障害の症状は悪化していきました。
セラピストの先生に相談したところ、滋賀医大の先生を紹介して戴きました。
そこでようやく病気を治してもらえると信じられる先生に出会えました。

一方でそれからも薬が合わなかったり、薬がきつ過ぎて眠り続けたり、昼夜逆転の日々が続きました。いよいよ単位が取れない、進級できないと学校から言われました。

そんな状態の中、本人が絶対に進級したいと言い続けたため、セラピストの先生に助けてもらいながら毎日ギリギリの状態で学校に行き何とか3年生に進級できました。
もちろん私達夫婦も助けて戴きました。

3年生になってまた学校に行けなくなり、今度こそ無理だとあきらめましたが、本人は学校に行くと言い続けました。
7月になりやっと学校に行けましたが、学校とのトラブルがあり教頭先生が助けて下さいました。その後も見守って応援し続けて戴き、大学志望の夢も考えられるようになりました。
11月には大学を受験、合格しました。
長かった高校生時代、教頭先生、友達、担任の先生、そしてセラピストの先生に支えられ卒業できました。

現在一人暮らしをしながら大学生活を楽しんでいます。
あの時に先生のカウンセリングを受けていなかったら、引きこもりの人生を送っていたと思います。
誰かを恨んでばかりの人生を送っていたと思います。
家族もどうなっていたでしょう。いろいろな人々に支えられながら今があります。
成人式を迎えられたこと、楽しんで友達に会えたこと、本当に感謝しています。
人生の恩人です。本当にありがとうございました。