【不安・抑うつ】認知行動療法 ３【自己治療】について その１１ : ブログ

2ちゃんねるの認知行動療法関連スレについてあれこれつぶやく。現在728〜826まで

Q51,ベットで寝ていてなにもしない状態が、余計に気分を沈みこませているように書いてありますが、無理に行動しようとすると余計に鬱になるような気がするんですが、どう考えていけばいいのでしょうか。
他の鬱関連の本だと無理せず何もしない時があってもいい、というような考えもあると思うのですが…
A51,何もしないことがウツを招くのか、行動活性化がウツを招くのか、本によって書いてあることは色々です。一口にうつと言っても色々あるので、あらゆるウツの人に共通して、あらゆる行動を不活性にする/活性化する事で、良くなる/悪くなるわけではありません。
つまり結局のところ自分にとってはどうなのかを試してみるしかありません。行動の前後で気分を測定してみて、色々な行動が気分をどう変えるか、気分をあげる行動はどれで、下げる行動はどれか、モニタリングされるのが良いでしょう。

Q52,　私は恐らく、上司と自分の親を重ね合わせて、「この人達に認められるようがんばろう。私がこの人達の力になってあげよう」と過剰に意識してしまったんではないかと。その結果、明らかにおかしい事をされているのに（四六時中ちょっとしたことで怒鳴られる（他の人には言わない）、何ヶ月も休みを取ることを許されない（他の人は取っている）等々）、気付かなかったんではないかなと。
A52,対人関係療法によると、[自分＞家族・恋人＞親しい人＞会社の人・知人＞赤の他人]の順序で大切にしたり気に病んだりするのが良いようです。それからすると、会社の人に対する配慮というものはできる限り減らして、その分のコストを大事な人に回す方がハッピーなようです。
認知行動療法にはそんなイデオロギーがないけど、なかなか興味深いですよね。

Q53,決して真面目とはいえない学生だった私。教師によっては目障りだったろう。ある日、その日に限って神妙に授業を聞いていた（周りはチャカチャカしてた）。教師は突然私を名指しし「静かにしなさい！」といつになく強い口調で言い放った。その日だけは私は確かにおとなしかったので、唖然としながらも「私じゃないです」と言うと授業後教授室に呼び出された。「今日あなたがうるさかった！」「今日は私じゃありません」の押し問答の末、教授に「あなたはなぜそうなのか？よっぽど過去に辛いことがあったに違いない。」と言い放たれた。
確かに別の日は目障りだったろう。でも今日は濡れ衣だ。その上なぜそんな同情を装った人格否定を、ドサクサ紛れに面と向かってされねばならないのか。涙が滲んで来た。無言で一礼して部屋を去った。
A53,いやー、生きているとそういうことに巻き込まれることも多々ありますよね。そういうシーンでどう振る舞えば気が楽になるのかは、おそらく人によると思います。ある人は短く済ますために「ごめんなさい。以後気をつけます」と答えて後で舌を出すというでしょうし、別の人は「いつもうるさかったから、まあ仕方ないか」と割り切る人もいるでしょう。あるいは、「先生は今日私の事をうるさいと思ったんですね」と事実をひたすら反証する事で受動的な攻撃をする人もいるでしょう。いずれにせよ、この先生に「今日うるさかったのは私ではない」という事実を誤解なく分かってもらうために努力を払い続けることは、しんどいことのような気がしますし、それほど大切なことなのかも検討してみてはどうでしょう。
確かに「誰かに悪く誤解されること」はいい気分のしないことですが、それを避けるためにかなりの労力を払い続けることも、結構気分を害するものだと思います。

Q54,仕事の部下がいて、年下なんだけど…確かにその人のいうことは優れているんだけど、こっちの案の欠点を羅列した上で自分の優秀さをアピールされることがどうもつらかった。
本人には悪気はなく自分が優秀だと認めて欲しい一心なんだとわかるんだけど、彼が「褒めて欲しい」オーラをだすときには必ず自分の否定が含まれるからそこまでの余裕が持てないでいる…。
A54,今まさに批判を受けていない時を選んで、そう思ってる事をそのまま相手に伝えるのがシンプルな方法だと思いますよ。伝えるときは思考を省いて、状況と、自分の感情を中心に組み立ててください。
すなわち、「二人で意見を出し合うとき、あなたは自分の意見の良さのアピールが多く、相手の意見の欠点のアピールが多いけど、その調子で話をされると辛いので、もう少しバランスを改めてほしい」って言ってみてはどうでしょう？

Q55,すっごく勉強になりました、まず「そんなに自分の感じ方がおかしくない」と分かってびっくりしました。
A55,大体の考えはそんなにおかしくないんですが、その考えにこだわりを持ち続けるとどこかしらおかしくなっていってしまいます。