生贄の黒ヤギみたいな報報道に辟易したので、書いてみました。
タイトルは「部屋とYシャツと私」みたいな感じでつけました。
【参考:平成29年の犯罪統計】
https://www.npa.go.jp/toukei/soubunkan/h29/h29hanzaitoukei.htm
2019/06/05 統計処理の間違いをご指摘頂いたので、加筆修正しました
実際のところ引きこもってる人より、引きこもってない人の方が1000倍ぐらい犯罪を犯すわけだから、引きこもってない人達は犯罪予備群だと言えるし、引きこもりは犯罪抑止因子と言ってもええんやで。
そういう意味では、犯罪を犯した人における精神障害の割合は0.7%で、犯罪を犯してない人々における精神障害の割合2.4%よりずいぶん低いので、精神障害は3倍ぐらい犯罪を抑止すると言える。
ついでに言えば、犯罪犯す人の72%は無職ではない人(有職者46%,学生11%,主婦3%,年金生活者11%)であって、無職者は犯罪者全体の28%程度だから、無職であることも犯罪抑止的な要因にこそなりはすれ、、、という感じ。
じゃあ「凶悪犯」と呼ばれる犯罪に関してはどうなの?というと、凶悪犯における精神障害者の率もやはり4%(疑いを入れても7%)で変わらない。
つまり人間は、精神障害なんか無くても、凶悪に犯罪を犯せるんだよ。93%ぐらいはそうだよ、ってこと。
いくらか精神障害の関与が多いとされるのは放火と殺人だけど、放火は80%以上の放火が精神障害が”無い”人によってなされており、殺人も87%が精神障害が”無い”人によってなされている。
こういうのは減刑を期待して精神鑑定が入る(ほぼ減刑されないけど)ので、割と確からしい数字。
ついでに言えば、犯罪は面識ない人が加害者である可能性は半分以下です。
半分以上が「肉親(両親、きょうだい、子供)、親族、同僚、友人」など身近にいる人が加害者。
これも犯罪全体で見ても、凶悪犯に限って見ても、全く同じで、半分以上が身近な人からの犯行
こんな、ちょっと統計を調べれば分かることを、メディアが知らず分からず報道してるのだろうか?
いや、なんかそうではない気がする。
「この世全ての悪であれ」と摸造されたアンリマユみたいなのを、わざと作ろうとしてはるんやと思う。
【参考:平成29年の犯罪統計】
https://www.npa.go.jp/toukei/soubunkan/h29/h29hanzaitoukei.htm