2019/04/09: ヨメとシュウトメについて、オットはどうあるべきか

夫婦関係は、どんなであれ合意があればそれでいいので、正解とかはないんだけど、こと、嫁姑の問題については、夫の立場からどうあるべきかについて、一貫してお伝えしていることがあるので、それについて書いてみます。

嫁姑は放置していれば早晩崩壊するようなものとして、もし嫁姑の意見が別れたときは、100%嫁の味方の意見をして、姑の意見を蹴ること。
「どちらの意見も聞いて、自分なりに正しい判断をする」という対応が一番最悪です。
敵か、味方か、どっちなんだ?という諍いに、理屈をこねてくる夫は最悪です。

幾らか「姑の言うことの方に自分の意見も近いな」と思うかもしれません。
そのようなこそ、必ず嫁の味方をしましょう。
あなたと姑の意見が近いのは、同じ文化圏だからで、当たり前です。
一方で夫婦生活とは文化摩擦かつ異文化交流です。異文化の流儀に従って生活するのが結婚生活なのです。

姑との仲はへその緒でつながってた縁もあって、何してもそうそう切れませんが、嫁との仲は細い細い赤い糸でつながっているだけです。
通常糸が摩耗しているかどうかに、夫は気が付かないので、摩耗している/いないに関わらず、糸を修復する努力を払い続けましょう。

なんなら、グーグルカレンダーに「修復日」というのを月一程度予定として入れておいて、前日にアラームが鳴るようにしておいても構いません。
パートナーの誕生日や、結婚記念日や、その他忘れると危険があると判断された日は、即グーグルカレンダーに繰り返しで入れるようにしましょう。

それらの日を覚えていたり、祝ったりしたことで、パートナーとの関係が特に良くなるわけではありません。
しかし、忘れていると悪くなります。
無駄な軋轢を減らすためにも、記憶などあやふやなものには頼らず、WEBからプロンプトを出すようにしましょう。

姑が好意から何かしようとしたら、嫁に「それってぶっちゃけ迷惑じゃない?」とダイレクトに尋ねましょう。
答えがYesか曖昧な返事なら、あなたが夫として自分の理由で断りましょう。嫁のヨの字も出すな。

NO!つまり「全然迷惑じゃない。嬉しい」と明確に言われた時のみ、姑の好意は受け入れましょう。

断るときは、「いや、結構やわ。気持ちだけ受け取っとくわ」だけでいいです。何を言われても「いや、良いわ」だけでいいです。
断る理由をあれこれ述べることは、墓の穴を掘る事と同じです。
壊れたレコードのように「いや、良いわ。ありがとう」とだけ、繰り返し述べ続けましょう。

姑は「それは、嫁が言ってこいと言ったのか?」と必ず探りを入れてきます。必ず探りを入れてきます。大事なことなので、二回書きました。
そんな時は、「全然このことについては、嫁と話したこともない。僕がそう思ったから、そう言っているだけ」と必ず応えましょう。いいですか?必ずです。

姑から嫁への侵入(訪問、電話、メール、LINE)が多い時、夫として親に「多すぎる」と苦情をはっきり伝えましょう。
多いのが嫌な理由は「僕が嫌」一択です。嫁のヨの字も出すな。
そして、夫婦として、許容できる範囲のコンタクトを取ってくる頻度(週一電話とか)を明確に伝えましょう。

さて、ここに、金銭の問題が絡むことがあります。親の世代から、何らかの形で資金や経済的な援助を受け取っている場合です。
そうすると、問題は複雑さを帯びます。

シンプルに言えば、「金の出るところからは、口も出る」のです。
「金だけは出してくれ、口は出すな」は、それはそれで厚かましい。

そういう意味では、口を出されたくないのであれば、労働力も含めてなるべく経済的に自立することを考えましょう。
つまり親世代からの資金等の援助無しで自分たちの世代だけでつつましく生計を立てていく計画を立てて、実行に移しましょう。

しかし、なかなかそうも行かない場合。自営業などで共に働いているとか、保育園の送り迎えなどを頼んでいるとか、色々ありますよね。
そういうときも、自立をめどに、それらを公的・私的なサービスで賄うとしたら、いったいいくらぐらいかかるのかについて、計算してみましょう。

一旦計算すれば、良いことがあります。それは、割り切れるということです。

割り切って、それらを公的・私的なサービスで賄うことにしたほうが楽だから、そうしよう。
または、
割り切って、それらを公的・指摘サービスで賄うお金をもらっていると考えて、細かいことは聞き流そう。我慢料と釣り合ってると思おう。
のどちらかです。
でも、ちゃんと計算してみてくださいね。たいてい割に合わないことになっていますから。

嫁と姑が真に仲良いのか、全力で仲良いフリをしているのかを判別することは、夫には不可能です。
したがって、仲良いときは、とりあえず後者であると思っておきましょう。
嫁姑が2人ともニコニコして喋っていると状況は、「とりあえず崩壊していない」ということで、後者です。

嫁姑が口数少ないときは、おそらく「合わないが、崩壊しないように必死で自制」している時ですから、後で「うちの親に合わせてくれてすまない」と労いましょう。

悪口言い合っている時は、もう崩壊して二度と戻らないところまでいっています。
速やかに別居し、接触頻度を最低限まで減らしましょう。
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投稿者: 西川公平
2019-04-09 20:53
カテゴリー: 様々な困りごと

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