2007/11/07: 第五回 滋賀CBT研修会

伊藤絵美先生の研修会について、感想

先日伊藤絵美先生にはるばる滋賀までお越しいただき、ご講演頂きました。
これまでのどの先生もそうですが、滋賀に来ていただくにはもったいない方ばかりで光栄です。

伊藤先生の話や本を読んだ方なら分かると思いますが、アジェンダと構造をきっちり踏まえた上で、治療をパーソナライズするためのアセスメントをしっかりしていくという事が重要であり、それは今回のテーマ「気分障害への認知行動療法」でも同様でした。

そもそも「気分障害の認知行動療法」というのは、テーマ的にいささか無茶振りな所があって、実際その広いエリアの中で患者さん個人個人に合わせてずいぶんと工夫をする必要があるのですが、そこは伊藤先生のすごい構造化によって、「第うつ病」、「気分変調性障害」、「適応障害」、「不安と抑うつの混在」、「二軸のある場合」、「双極性」について、バリバリと構造化して対応を判り易く伝えてもらいました。

そういった区分に心理士はどこまで携われるのかはわかりませんが、ともかくも目の前のこの人に対して、「休ませた方がいいのか、活性化した方がいいのか」、「受け入れた方がいいのか、変えた方がいいのか」、「本人に働きかけるべきか、周りに働きかけるべきか」etc.あらゆる角度からいろんなパターンが検討されて施行されるべきなんだと思った。

研修会に参加された方のご感想などありましたら、コメントお願いします。
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投稿者: 西川公平
2007-11-07 00:15

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