2007/06/14: 第四回 滋賀CBT研修会を終えて

2007年5月27日に行われた第4回滋賀CBT研修会の感想

昨日第四回CBT研修会が開催され、盛況のうちに終わりました。
いつもながらバタバタとしていて、ご迷惑をかけたものと思いますが、手伝っていただいた方々にはとても感謝しています。

横浜心理相談センターの千田恵吾先生は認知行動療法の名手だと常々思っていたのですが、今回の研修でも余すところなくそのけれん味のない臨床スタイルを教えていただきました。
心理士というのはその技術においてピンからキリまであるのですが、さすがに年季の入ったというか、懐の深いというか、とても現実的でありながら的確なお話を聞かせていただきました。
私が無理を言って「認知行動療法の実際 〜職場と夫婦と性」というテーマでお願いしたのもありますが、それぞれの領域におけるまさしく実際的な話が多く、釣られて聴衆もどんどんと質疑応答をするという聴衆と一体になった研修だった事が印象深いです。
また夫婦や性といったこれまで認知行動療法で取り上げられることの少なかった領域についてお話を伺う事が出来て、話を聞いてみればまさしく認知行動療法の適応なのだという事がわかって、とても参考になりました。

これまで第一回の井上和臣先生、第二回の東斉彰先生、第三回の原田誠一先生、そして第四回の千田恵吾先生と、とても上手な先生方にご無理を言って滋賀までお越しいただきましたが、認知行動療法の基礎を踏まえながらも、それぞれの先生方の持ち味というか特有のスタイルがあり、いつも感心させられます。
それらの先生方に滋賀に来てもらえるのが光栄というか、自分的にはとても満足です。
しかし、滋賀県民の参加者の割合がそれほど多くないことが、とても残念に思います。このあたりが現在のジレンマというか、私の「滋賀県が世界でもっとも認知行動療法の恩恵を受ける県にしよう」という計画のうまくいっていないところです。

自分のスタイルというものが半固まりな私ですが、今後も色々と教えを受けつつ、基礎から応用までのダイナミクスを作り上げていきたいと思います。
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投稿者: 西川公平
2007-06-14 17:51

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