主治医から認知行動療法を勧められ、CBTを紹介された時、私には「今さら何をしても・・・」とう思いが正直ありました。

何故なら息子が8年前精神疾患を発病して以来、私自身もうつ病の治療を受けてきましたが、度重なる暴言暴力に対して私達夫婦は疲弊しきっていたからです。
藁にもすがる思いで夫と共にカウンセリング受けて1年余り、息子との関係は良い方向に向かっています。

先生のアドバイスに従い、発達障害を抱える息子の言動の「裏に隠れた真実の声」を汲み取れるよう私達は日々注意を払い、私達の言動に対し息子がどんな反応を示すか観察しました。

後半に「消去バースト」や「分化強化」といった専門的な理論も分かりやすく教えて頂き、息子との関わりの中にうまく組み込んでいけた事はとても良かったと思っています。

息子はかなり落ちついて毎日の仕事もこなせるようなりましたが、まだ感情の起伏はしばしば見られ、今後も対応に試行錯誤しながら生活していくことになると思います。が、学んだことを思い返しつつ、息子と共に成長していけたらと前向きな気持ちで考えられるようになりました。

お世話になった先生方に心からお礼を申し上げます。