急性ストレス障害(ASD)、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対する認知行動療法

急性ストレス障害(ASD)や心的外傷後ストレス障害(PTSD)は客観的にそうだとはっきりとわかる多大な心理的ストレス(死にそう/殺されそうになった、等)の後で起こってくる、身体症状、記憶の障害、気分の変動(もしくは平坦化)、などの問題によって、その後の日常生活が混乱に陥っている状態であることを指します。

主観的なストレス「上司に酷く叱られた・恋人に酷く振られた」などを基に、医学的な意味でPTSDの診断が付くことはありえません。

急性ストレス障害(ASD)の場合は、基本的な心理教育として「起こっている様々な症状は、大きなショックを受けた人の身の上には通常起こる、正常な反応である」のようなノーマライゼーションを行います。

またその後もストレスを受け続ける、二次的な被害がないような生活環境であるかについてもチェックし、そのような被害が起こらないようにある程度のケースワークを行う事も時として必要です。

急性ストレス障害(ASD)のほとんどは自然に治癒します。


心的外傷後ストレス障害(PTSD)の場合は、現在の日常生活の阻害の程度によって対応が異なります。
軽微な場合で、これまでの経緯から自然な回復が見込まれる場合は、心理教育と共にストレスマネジメントなどを行います。

日常生活がかなり阻害されていて、長らく回復していない状態の場合は、本人の同意のもと「長時間持続暴露(prolonged exposure therapy: PE)法」という心理技法を用います。

またPTSDにはEMDRという心理療法も有効であるとされていますがEMDRに関しては、当センターでは行っておりません。

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