うつ病への心理療法の概要

うつ病へのアプローチは大きく分けて3段階に分かれています。
ここでは心理療法について述べます


1,うつ病の治療の基本は「休息すること、薬を飲むこと」です。

しかし、それらの基本的なポイントが妨げられていることが良くあります。
例えば「休職したら、すべて台無しだ。もう二度と元に戻れない」と考えて無理に活動したり、 「精神科、心療内科の薬を飲むと薬に頼りっぱなしになって、廃人になる」と考えて、 適切に服薬しなかったりすることで、うつ病の回復がうまく行きません。
また、不安や焦燥感で色々考えたり動いたりして、なかなか心身が休まらない事も良くあります。
そこで、「生物-心理-社会(bio-psycho-social)に基づく治療準備」のサポートが 心理カウンセリングでまずなすべきことです。


2,うつ病治療の二段階目は、「モニタリング」です。

1の段階では心理カウンセリングに耐えられなかった状態が、しばらく休息して ある程度回復してきたところで、自分のこれまでの考え方や行動のクセをチェックします。
もちろん、それほどヘビーなうつ状態でない場合は、まずここからになります。
これは自分のネガティブな側面を見つめることになり、人によっては辛い作業にもなります。
特に「思考の回避」と呼ばれる、逃避、回避して考える事を遮断する方法で回復してきた人にはつらいでしょう。
しかしそれらの思考や行動を見直す作業があってこそ、自分の中のうつ病になりやすいシステムが理解でき、 今後うつ病にならないための対策、予防が可能になります。
モニタリングとは、何かを書いてチェックしてもらう作業ですが、何を書いてもらうかは人それぞれです。
最もオーソドックスなものは「思考記録表」や「日常活動記録表」ですが、他にもその人に合わせて 色々なものをモニターしてもらいます。


3,うつ病治療の最後は、「気分の変化、安定をめざす」です。

認知行動療法は「考えやふるまい」を扱う分、それらの変化を目指しているように誤解されがちです。 しかし、実際目標としているところは「気分の変化、安定」です。
これを目指して、考えや行動の色々な部分に焦点を当てて、変化を促す介入を自ら行います。
考え方を変えることも、ふるまいを変えることも、等しく気分の変化安定に強く作用します。
SUDと呼ばれるやり方で自分で気分の数値測定を行いながら、あれこれと方法を試していき 上手く自分の気分を変化させることができれば、まずは成功です。
理想的な考え方や行動が、必ずしも自分の気分を良い方向に変化させるわけではないので、注意が必要です。
セルフヘルプでも可能な認知行動療法ですが、できればこの辺りには施術者や主治医などの専門家、 友人、知人などに客観的なアドバイスなどもらえるとベストだと思います。


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