2007/06/13: 【思考の】認知療法・論理療法 2【筋トレ】 について その7

2ちゃんねるの認知行動療法関連スレについてあれこれつぶやく。現在527〜586まで .

Q31,認知療法って過去じゃなくて現在がメインですよ。 過去は過去として清算されていないのかもしれませんね。 現在の認知に過去の出来事が影響を与えるのでしょう。 それとも現在の認知が過去の出来事を思い出してしまうのでしょうか。
では現在の認知が変われば過去の出来事も印象が全く変わってくる可能性がありそうですね。
A31,認知療法において過去をどのように扱うかは難しい問題だと思います。その記憶がまさに今蘇っているので、それを扱う事が現在の生活を改善する一番の早道であれば、そのような「記憶のよみがえり」を扱うべきだと思います。今まで自分なりに過去を扱ってきたとしたら、それによってどうだったか。扱うのを避けてきたとしたら、それによってどうだったか。色々多角的に検討してみるのが良いのでは無いでしょうか?また「過去を扱う事が現在の不便を解決する早道だ」と思っているとしたら、その根拠を調べてみるのもいいかもしれません。いずれにせよ「扱う」「扱わない」という二者択一は避けたいものです。

Q32,グループの中で誰かが褒められると自分が貶されている気持ちがして怒ってしまう。
→「あの人があいつを褒めるのは、私が役立たずだからだ!
だから、このグループ内で私は完全なやっかい者なんだ!もうおしまいだ!
(私がこのグループにいる資格を得る為には、他人の承認が必要と考える)」
→(全か無か思考、一般化のしすぎ、心の読みすぎ、拡大解釈、すべき思考、
レッテル貼り、個人化)
→褒められた人間だって、常に褒められる事をしている訳ではないし、逆に自分も褒められる事もあるし、そうでない時もあるさ。それなりに力になることもある、役立たずと自分で決めつけては損だ。他人に評価されるためだけにこのグループにいるのか?他人が褒められただけで、自分のすべてが否定された訳ではない。
A32,まあ、願わくば最初のうちは「他人をやっかむ自分がいても良いじゃないか」、「『自分が誉められたい』と、誰しも多少は思っているさ」のように、受容から入っていった方が確実だと思います。自己否定を否定するスパイラルはなかなか抜けにくいです。

Q33,純粋なうつなら抗うつ剤がはっきりと効くらしいです。自分の場合、トレドミンとかいろいろ飲んでいますが、元気が出るという訳でもなく、担当医も治療が難しいといっているのが現状です。
A33,抗ウツ薬がはっきり効かない場合、しばしば「治療が難しい」と言われます。またその時しばしば「純粋なウツではない」という表現をされます。あたかも薬理作用に病理現象が乗っ取られたような奇妙なねじれだと思います。

Q34,勤め先に仕事の手早い、ベテランのオバちゃんで口調が時々きつい人がいる。昔だったら、その人が悪口言うたびに「私の事も悪く思っているんだろうか」とか実際注意されても「あぁ私要領悪い〜」と思っていたはずだ。
が、今回はオバちゃんの気質は仕方ないものだ、別に私自身がけなされているわけではない…と考えられた。我が親に対してはまだ冷静になれず感情に巻き込まれまくるのですが。
A34,じわじわと改善してきているようで、おめでとうございます。まあ、誰しも親をはじめ家族とはとりわけしっくりこないと思います。それを「もしおばちゃんが言ったのだとしたら、自分はどう受け止めただろうか?」と考えて、その差分を「これは例の親子間フィルターがなせる業だ」みたいに持っていけば良いのでは無いでしょうか?難しいですけど。

Q35,「闘えば変わる!」みたいなさ、加藤諦三とか、(今から考えると)安っぽい自己啓発だの人生論の類にマインドコントロールされてたっつうか、つまり思春期の若気の至りっつうか羞恥心とかそういうのがフラバしたりして時々苦しくなるんだけど、認知療法的にはどう合理思考すればいいんでしょう。
A35,若い頃は皆そんなものじゃないでしょうか?友人・知人との会話で「若気の至りでやっちゃった事」なんかをテーマに情報収集してみるといいかもしれません。私の若いころも紅顔の極みですし、今でもまあ似たり寄ったりです。
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投稿者: 西川公平
2007-06-13 12:18
カテゴリー: 2ちゃんねる

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