2010/02/12: 精神分析から認知行動療法を見る

ソクラテスの質問について、ちょっと面白かったので書いてみます。

医療機関と提携していると、お医者さんと会話する機会も増えます。
先日とある医療機関の院長先生と会話した時に、その方とは共通の患者さんを持っているのですが、その患者さんが主治医の前でカウンセリング時の会話内容などを話されたそうです。

そのお医者さんは力動的な解釈をされる先生なのですが、認知療法でいうところの「ソクラテスの質問(*注)に準拠する問いかけのやりとりを聞いて「認知行動療法の人たちも、精神分析でいうところの”解釈(interpretation)”をするんだなあと思った」とおっしゃってました。

なるほど、ソクラテスの質問は所が違えば”解釈”という認知/解釈にもなるのか!

確かに言われてみれば、踏み込み方と言い、斬り方と言い、”解釈”なるものに共通のものがあるのかもしれない。
まあ、認知療法は精神分析から来ているところもありますからね。いや、私は解釈の方は詳しくないですが・・・。

ちょっと面白かったので書いてみました。

*注
ソクラテスの質問とは「その事はつまりあなたにとってどういう意味なのですか?」などに代表される質問で、認知療法で言うHotな認知の発見に導く際使用される
このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者: 西川公平
2010-02-12 18:04
カテゴリー: テクニック

Comments

コメントはまだありません。

Add Comment

TrackBack

トラックバック

トラックバッックはありません。