2007/06/12: 【思考の】認知療法・論理療法 2【筋トレ】 について その4

2ちゃんねるの認知行動療法関連スレについてあれこれつぶやく。現在359〜402まで

Q26、言葉は悪いかもしれませんが、明らかに「相手のせい」である場合もありますよね。自分の中に反論の種が無いとそのままウツの種となってしまう。 「人のせいにするな」などの常識との戦いだとも思います。
A26、原因の帰属については難しく「自分のせい」と「相手のせい」とのバランスがどちらに偏りすぎても生活が不便だと思います。しかしおよそ人のすることなす事は、本当にたくさんの要因が複雑に絡み合って起こっているので、考え付く限りの「***のせい」をあげてみるなどして原因帰属の分散を図ってみると、少しバランスが取れるかもしれません。

Q27、今通っている心療内科では、認知療法の一環として日記を書いてカウンセリング時の参考にしてもらってます。
日によって書いたり書かなかったり、文面もめちゃくちゃなときもあるけど書いていると、自分の性質の傾向を把握できる。
A27、自分で考えている事を紙に書いて把握するのはとてもすばらしい事だと思います。認知療法は「少し方向性のある日記」のようなものです。例えばある日の日記の状況に赤いアンダーライン、思考に黄色いアンダーラインを引くだけでも、相当モニタリングが強まります。

Q28、「こういう解釈もできるだろう」と考えようとしても「自分に都合良くおもいたいだけでしょ?」という心の声が・・・。なんとかならんですか。
A28、「自分に都合よく思う事で起こると想定されるまずい事」って何でしょう?そこから導き出された「もし自分に都合よく考えると***になる」という考えに対して「根拠と反証」を探してみてください。

Q29、蓋を開けると考えてすぎている結果、行動が出来ないのか、はたまたほとんどと言っていいくらい考えていないから行動できないのか。どっちの局面でどのパターンが強く現れているのか、ほとんど分からなくて困ってます。
A29、どっちもあるんじゃないでしょうか。前者をA、後者をBと置いて、AやBが生活で出現するパターンをモニタリングすることから始めるというのはどうでしょう。あるいは行動しないから考えすぎてしまうというパターンもありえます。

Q30、定義的には治療だけかも知れませんが、科学的思考に凄くにてる気がしますね。だから個人的には何かを考える時にすごく役立つかと。
A30、厳密にいえば科学とは全く異なっていますが、科学風です。我々がごく一般的に科学だと考えるやり方と凄く似ています。逆に言えば我々が素朴に科学を信じるチャンネルを使って変化を導くのだともいえます。
このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者: 西川公平
2007-06-12 22:34
カテゴリー: 2ちゃんねる

Comments

コメントはまだありません。

Add Comment

TrackBack

トラックバック

トラックバッックはありません。