先日15日に行われた鈴木伸一先生の「うつ病の集団認知行動療法について」研修会について。
先日第9回滋賀CBT研修会が開催され、盛況のうちに終わりました。
少し早めに広報していた事もあって順調な人の集まりで、申し込みたかったけど無理でしたという人も大勢いたので申し訳なかったです。
さて、研修会の内容ですが、そもそも送られてきた資料を拝見させてもらった段階から、鈴木先生の持つバランス感覚というか、論理整合性の様なものがはっきりと表れていて「かなりまとまってるなあ」という印象を受けていました。
当日のお話もやはりしゃきっとした感じでした。「認知療法だ」とか「行動療法だ」とかいうこだわりがないプレゼンテーションで、鈴木先生の中で認知行動療法が無理なく折衷されているのを感じました。
印象的な言葉だったのは
「認知を扱うというのは少しその人の人間性を扱う事に通ずる事があり、注意を払わなくてはならない」、
「認知が感情に影響を与えるという実感がその人に無い内から変容を試みると失敗するので、そこの心理教育を丁寧にするべき」
などの言葉です。
後半はうつの集団認知行動療法についてのDVDを拝見しました。
松永先生がやや緊張した面持ちで映ってて、「結構アップが多いな・・・」と思いながら見ていました。男性患者役の方の演技が迫真で、本当の患者さんかと思いました。
そういやあだち健康行動研究所のメタボのDVDを見た時にも「スタッフの対応の悪い例」役の女性がマジで演技上手くてビックリしたなあ・・・。
鈴木先生自身は「これがベストのプログラムでは無く、まだまだプラクティカル」なようなことをおっしゃっていましたが、参加者の中には実際に集団CBTでリワークなどもされている方が多く、かなりの興味関心を持って見てもらったのではないかと思います。
参加者にも「タイムリーな研修」と評判上々でした。
研修後も次の仕事に向けて疾風のように去っていかれた鈴木先生、お忙しいなか滋賀に立ちよって頂いてありがとうございます。先生は初滋賀だそうです。
当日参加された方は事務上のちょっとした行き違いが発生していて、バタバタしていてすみません。
スタッフの方々にも朝早くからお世話になりました。ありがとうございます。
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