06/12: 睡眠障害に対する認知行動療法

睡眠障害、つまり不眠はざっと分けると入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒の三つがある。



入眠障害とは、つまり寝つけないってこと。
中途覚醒は、夜中の1時とか、3時とかに目が覚めるってこと。
早朝覚醒とは、いつも起きてる時間より2時間とか早く目が覚めちゃうってこと。

別にそれが問題ってわけではないんだけど、それゆえに日中がとても眠くて辛かったり、パフォーマンスが落ちてたりしたら、まあ治療しましょうかということです。

また老人性の不眠ってのもあって、これは不眠というか、加齢によって睡眠時間が当然短くなっているので、その場合は「話者若いころは**時間寝られたはずなのに、これはオカシイ!病気だ!」となっているのを、「歳取れば誰だってそう」というところに落とし込んでいき、昼間眠いならシエスタ取ってもらうのが良いと思う。
なんかある老人ホームかなんかで、8時間寝られないからという事でほとんど全員に睡眠薬飲ませてたとかあるらしいけど、どうかしてる。話それましたが。

さて、不眠に対する認知行動療法の大雑把なプランは、例によって治療教育とCBT。
厚生労働省の「睡眠障害ハンドブック」の要約を渡し、どの行動が不眠を維持悪化させるかを説明して、それをやめてもらう。
1、睡眠は量より質
2、寝られないときは布団から出ろ
3、夜中に時計を見るな
4、毎朝定時に起きろ
5、寝酒はするな
6、睡眠薬は怖くない
ぐらいで、十分かな。詳しくはホームページにある心理教育の紙を見てみてください。


結構多くの不眠の人が「布団に入っている状況」に対して、「もしかしたら寝られないのでは」、「今日も寝られなかったら、明日の仕事どうしよう」などという予期不安を感じ、「布団で横になってるだけでも楽なはずだ」、「いつも寝られないから今日は早く布団に入ろう」などと、認知的なゆがみを生じ、あせり・不安・緊張感を高め、タバコをすぱすぱ吸う、時計を何度も見るという不安解消行動?を行い、結局維持・悪化させてる。

下手をすると「布団に入る」という刺激がすなわち「覚醒のスイッチ」になっちゃってる人とかもいる。その環境と反応の悪循環を断ち切らないと、どうにもならん。

この辺りを行動分析して、悪化要因を取り除くよう示唆するだけでも、随分改善する。
定時に睡眠薬のもう。でも寝られなかったら、何して遊ぼうかなーみたいな感じに持っていければ、まあよし。
投稿者: 西川公平
2007-06-12 02:11
カテゴリー: 様々な困りごと

Comments

コメントはまだありません。

Add Comment

TrackBack

トラックバック

トラックバッックはありません。