2008/03/20: インテーク面接

カウンセリングの最初にどんな話をするかについて。

「CBTセンターでは初回面接時に何を聞いているか」という質問を受けました。
そんな事を考えた事も無かったので、びっくりして、「相手に合わせてたいてい臨機応変です」、「許可取って陪席して分析してください」と答えたんですが、それじゃあまりだと思いなおし、共通して聞いているであろうことを書きだしてみました。
だいたいの人には以下の事を聞いていると思います。話す順番もたいてい書いた順です。
その他、その人に合わせて色々な話もしていると思います。

*****以下、初回面接の会話内容******
挨拶

名前
年齢
主訴:聞き方は様々
(カウンセリングを受けようと思った理由)
(カウンセリングを受けてこういう所が良くなれば良いなと思う点)
(カウンセリングに期待している事)
(今日どんな事を話そうと思ってきたか)

いつから症状があるか
最も酷かったのはいつごろか
現在の状態はどの程度か

病気についての知識
これまでの治療を振り返って判ったこと、やってきたこと、良くなった点
今の状態をKeepできているリソース(資源)

生活/問題のエリア:なるべく簡潔に箇条で
家庭で、職場/学校で、近所と、親戚と、・・・どの生活領域でどんな困り事があるか

周り(家族・友人・会社)の受け止め方
家族構成もこの辺で聞きます。
病気について他に知ってくれている人

アセスメント
BDIやSDSなどうつ状態を測るもの
本人特有の問題(Panic,OCD,DIDなど)を測るもの
アセスメントのフィードバック

困りごとの要約と分類、および困り事別の治療法、治療法別さしあたってやってくことの説明(インフォームドコンセント)

本人が選ぶ、さしあたっての治療の短期目標(アドバイスつき)

短期目標となる問題の行動・機能分析
(いつ、どこで、何をきっかけに起こり、その結果どうなるか)

課題
たいてい短期目標のモニタリング

最後に
今回言おうと思ったけど、今までの話で出てこなかったこと。

次回予約とカウンセリングの間隔

支払い


******以上50分******

その他、初回面接でたいていGetしてる情報
疎通性、雰囲気
危機レベル(自傷他害)
GAF
医療受診・服薬してればアドヒアランス(主治医との関係、治療効果、副作用、不満など)
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投稿者: 西川公平
2008-03-20 08:35
カテゴリー: テクニック

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