こうすればできる、復職支援 : ブログ

メンタルヘルスの問題から休職に到った方への復職の手引きについて

そのようなタイトルで、滋賀県内のいくつかの企業さんを対象に研修会を行ってきました。
コーディネーターの方を通じての研修だったので、タイトルが仰々しいというか、「こうすればできる！復職」ってなかなか玄人にはつけられないタイトルだと思う。

基本的にカウンセラーという人種は内にこもりがちなところもあるので、カウンセリングに来てくれてからの事は判るけど、カウンセリングに来てくれる前、つまり企業においてどのように相談がなされ、カウンセリングを利用する事になったかは、わからないというのが本音だ。
しかし親しくしているメンタルヘルスの担当者の方々に、どうやって本人さんをカウンセリングや医療機関につなげていくのかについて色々な苦労話を聞いたりすると、それなりのノウハウがあることがわかる。

もちろんカウンセリングを通じて理解できたことや、主治医の復職診断書に書かれている事を参考に、復職のリハビリのプランを立てたり、本人の同意の下企業と掛け合ったりすることも可能だ。それらの本人と企業の橋渡し、本人と病院の橋渡しは、実際のところカウンセリングそのものより有効じゃないかと思う。

研修の後半は「少し疲れが見える社員に『もし良かったら、専門家の利用を考えてみないか？』と持ちかける」ロールプレイ何かをしてみた。
これはなかなか盛り上がったというか、参加者の皆さんも日々自社の職員相手にしている苦労なんかがにじみ出ていて非常に良いプレイになったし、その後のディスカッションも実りの多いものになった。

そんな感じで、産業関係のお仕事はなかなか面白いです。