2019/08/07: 【うつ病とダイエット】

うつになると体重が大きく増減するけど、減る方の話で言えば、うつ病によってダイエットに成功?する人がいるという話。

うつ病の2大症状の一つは「アンヘドニア」で、意欲や興味や関心の喪失なんだけど、要するに快を感じにくくなる。言い換えれば欲求の減少が起こる。
これは、たまたま「痩せよっかなー」と思ってる人には、ある意味ちょうど良い。

なぜならあれ食べたいとか、もっと食べたいとかいう「食べたい欲求」そのものが減少するからだ。
だから、「こんなモンでええわ」と諦めもつきやすくなる。「お腹も空かないし、ご飯食べんとこか」とか。

これはぱっと見「ダイエットによってうつ病になった」風に見えなくもないけど、よくよく話を聞くと、ダイエットに先立ってアンヘドニアが出現してる。
それでいて「うつ病で痩せた」というのとも似てるけどちょっとだけ違う。
「うつ病でダイエットに成功?して痩せた」

さっきから「成功?」って書いてるけど、これは体重減少という面でだけ見たら、まあ成功なんだけど、トータルで見たら当たり前だけど健康を害しちゃうのよね。
低栄養で能率も落ちるし、代謝も落ちるし、そしてうつも悪化するような雰囲気ある。それはあんまり成功じゃない。

ついでに太る方も書くと、これはうつ病のもう片方の2大症状である「脳機能の低下」から来てる。とりわけ抑制が取れる(≒我慢が効かなくなる)という困りごとが関係してる。
食べ物やお酒やタバコやギャンブルやゲームなど、まあ何がかは人によるけど、やめられない止まらないになってしまう。

やめられない行動となると、依存だとか強迫だとか思いがちだけど、フツーにうつ病によっても、そういった「STOPしづらさ」は出てくる。
不快感不耐性というか、内側にある何らかの欲求不満を抑え込むことが難しくなる病気、それもうつ病だ。

そういう意味において「7つの大罪」、すなわち【傲慢、憤怒、嫉妬、怠惰、強欲、暴食、色欲】は全部うつ病でまかなえる、、、と言いたいとこだけど、強欲と色欲はどっちかと言えば躁症状なので、まあ引っくるめて「気分障害で7つの大罪は全部まかなえる」って事で。
投稿者: 西川公平
2019-08-07 14:38
カテゴリー: うつ・躁うつ病

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