02/19: 太陽の光を浴びよう

植物は太陽の光で光合成をしますが、動物はどうでしょう?
じつは動物も太陽の光を浴びないと調子がおかしくなってしまうのです。



人間のリズムは炭坑や潜水艦など、昼と夜の区別が無いところで過ごすと、24時間周期が大幅にずれてしまいます。
これは、光の刺激を受け取ることで、そこを起点にリズムを刻むというのが我々の体内時計の仕組みになっているためです。
しかし、時として、生活リズムがずれることはあります。一番有名なのは時差で、2時間日の出が遅い国に行けば、当然2時間リズムがずれてしまいます。

しかし、人間は、ずれたリズムを再調整する仕組みも持っています。どうやって調整するのか。
それは起床して一番最初に光が入ってきたときを0時として、リセットする仕組みです。それを司っているのは脳の中の松果体と呼ばれるところです。最初に光が入ってきた時を0とカウントし直して、そこから18時間後に眠気が出現するように調節しています。
生活リズムが乱れた時、例えば時差のある所に行って昼と夜が逆転した時には、それを治療するために、毎日その地で朝日を浴びるという治療を行います。再び生活リズムが整うためにはおよそ2週間の期間を要します。

日光を浴びることは、生活リズムだけではなく、やる気やうつ病とも関係しています。
例えば緯度の高い国である、ロシアやフィンランドなどでは、冬になると太陽が昇らずに地平線をぐるぐる回っていて、24時間ずっと夕暮れや明け方のような日々が続きます。このような状況を『白夜』と呼びます。この白夜が続く間、それらの国では非常にうつ病の患者さんが増えてしまいます。
だから、それらの国の人は、光がさす時はできるだけ日光浴をしようと努め、夏はバカンスで南の国に行こうとします。
赤道直下の人々は陽気で踊っているようなイメージがするように、太陽が燦々と降り注ぐ国ではうつ病になる事が少ないです。

ですから、なるべく朝起きて、太陽の光を浴びることは、人間としてやる気を出すうえでも、とても必要な事なのです。
ちなみに、部屋の中はどれだけ灯りをつけても、外の明るさにはかないません。電気のついた部屋の明るさはだいたい300-400ルクスぐらいですが、晴れた日の外は100,000ルクスぐらいの明るさです。曇りの日でも20,000~30,000ルクスぐらいの明るさです。
生活リズムを整えるためにも、一日のやる気を出すためにも、なるべく午前中に外を出歩くようにしましょう。
投稿者: 西川公平
2016-02-19 18:30
カテゴリー: 雑談

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