2015/08/01: 学生相談力量アップ研修会 参加記

今日は、福井大学文京キャンパス・保健管理センター主催の、学内外の教職員を対象とした「学生相談力量アップ研修会」に参加してきました。以下に、そこで学んだことをまとめてみたいと思います。

ここで心理相談を担当される細田先生は、データをきちんと取って、具体的な介入を講じる先生で、地域の多職種勉強会の運営にも長年携わってこられた方です。私も福井に戻ってから3年ほど、この勉強会に通わせてもらいました。
その後、研修を開催しておられると風の噂で聞いていたので、いつか参加させてもらおうと思っていましたが。今日ようやく、自分の聴き方を振り返る機会になればと思い。あと、他職種や一般人に、聴く技術をどう伝えるのかも興味が沸き参加させてもらいました。



全部で、2.5時間の研修でした。
開始30分は講義。学生相談の概要を、データや支援の具体例で教えてくださいました。長年の実践伴った言葉で、臨床で起きていることが非常に分かりやすく、理解が深まりました。

この後はずっと演習。参加者が3人1組になり、話し手・聴き手・観察者をローテしてロールプレイをしました。演習中心の技術研修ではよくある型であり、5月のCBTCCでもこの形を取り入れていました。しかし、今日の研修は、このロールプレイに入るまでの構造がとても配慮されていました。参加者を20人に限定し、椅子の配置、お茶ブレイク、各ワークの内容やその順番、などなど。



演習を繰り返してみて、私自身、自分の聴き方の癖に気づくことができました。
話を聴いている途中、“あれ、ここはどうなっているんだろう”と頭に浮かぶと、相手の話の流れをへし折ってトップダウン的に問うてしまうこと。あと、うなずきが細かく、多い。
今、ここにこうして書きながら、昔から変わっていないなと気づかされました。。


あと、最後の挨拶で、細田先生が「今日ここに参加くださったこと、感謝申し上げます。人が集まらないとこの研修は成り立たなくて…」と話されたのが印象的でした。この配慮と接遇、私に不足していると思い、ドキっとしました。


あっという間に時間が過ぎましたが、実際に体験できたことで視覚的にも記憶に残り易いような気がしています。お土産をいただいたようで嬉しいです。
よし、明日の臨床に学んだことを活用してみます。あと、来年担当する学生さんの実習でも活かしてみたいと思います。



追伸
この研修は、年2回あり、今年で6-7年目らしいです。
教育相談のシステム作りに7年も費やされ、研修内容もブラッシュアップを繰り返してこられたわけですね。継続させるって、すごいことですね。
次回は、以下の日程だそうです。先着20名です。

「学生相談力量アップ研修会」
日時:平成27年9月14日(月)13:30〜16:00
場所:福井大学文京キャンパス、アカデミーホール
対象:教職員20名
準備:かかとの低い靴
→申込 0776-27-8513(保健管理センター)
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投稿者: 別司ちさと
2015-08-01 00:15
カテゴリー: 雑談

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