2007/06/14: 【不安・抑うつ】認知行動療法 3【自己治療】について その8

2ちゃんねるの認知行動療法関連スレについてあれこれつぶやく。現在487〜624まで

Q36,
鬱男「人と話すのにいつも怖い思いをする。もううんざり。」
しのぶ「誰と話すのにもそうなの?」
漏れ「以前否定された経験があって、またいつ否定されるかと思っただけで不安。」
しのぶ「でもいつもいつもは否定されていないはずでしょ。」
鬱男「たまたまそうならなかっただけ。いつ脅かされるか分かったものじゃない。」
しのぶ「脅かされるのがそんな辛い?」
鬱男「辛い。まったく予想外のところで災難が降りかかって、いつも直撃を受ける。」
しのぶ「自分の思った通りになってくれないと安心できないんだね。」
鬱男「・・・甘えるなとでも言いたいんだろうに。」
しのぶ「ううん、そう願うのはごく自然なこと。それが達成できなかった時、人は怒ったりするもの。あなたは他人じゃないから否定されることがあるって言いたいの。」
鬱男「でも痛いのはやっぱり嫌だなあ。」
しのぶ「あなたは何も悪いことをしていないし、進んで痛みを受ける必要はないのよ。」
という会話はしのぶさんが鬱男さんの言葉を修正してるように見えるけど、否定してる。これでは葛藤が形を変えたものになってしまい、受容する事ができません。
A36,
鬱男「人と話すのにいつも怖い思いをする。もううんざり。」
しのぶ改「その考えと一緒に浮かんでくる他の考えやイメージもある?」
鬱男「以前否定された経験があって、またいつ否定されるかと思っただけで不安。」
しのぶ「かつて否定された経験の事を思い出して、いつも怖い思いを予想してしまうのね。予想は当たったり外れたりするの?」
鬱男「外れたとしても、たまたまそうならなかっただけ。いつ脅かされるか分かったものじゃない。」
しのぶ「否定されなかった経験もあるけどそれはたまたまで、「常に脅かされる」という考えをうまく修正できないのね。そう考えつづけるとどんな気分がする?」
鬱男「辛い。まったく予想外のところで災難が降りかかって、いつも直撃を受ける。」
しのぶ「必ず災難が来るだろうとずっと予想していて、その予想でつらい思いをしている。でも実際起こった時は予想外だとすれば、いつも予想する癖は何のためにあるのかな」
鬱男「・・・甘えるなとでも言いたいんだろうに。」
しのぶ「ううん、予期せぬ災難が起こるのはごく自然なこと。それは四六時中災難を予期していても、全くそんなことしていなくても、起こる確率は変わらないって言いたいの。ちょうどボールが頭にぶつかることを常に考え続けている人と、考えたことのない人で、実際ぶつかる可能性が変わらないのとおなじ。」
鬱男「でも痛いのはやっぱり嫌だなあ。」
しのぶ「痛いのはとても嫌だね。それと同じぐらい痛みの記憶を引きずったり、痛みの予想をし続けたりするのは嫌なことだと思うんだけど、それについてどう思う?」
鬱男「・・・・

・・・こんな感じか?

Q37,
漏れ「場違いな書き込みをして集中砲火を浴びた、もう終わりだ。」
D「何の目的で書き込んだんだ?」
漏れ「ただの自己満足だよ。迫害された気分だ。」
D「匿名はいいが、これだけ書き込みの多い場じゃ問題だろう。」
漏れ「今まではそんなことなかったのによりにもよって何故。」
D「免許を取って何年か経つと事故を起こす奴が増えるのと一緒だ。」
漏れ「でもこの罪をどうやって償えば。」
D「同じことを繰り返さないことだ。」
漏れ「認知行動療法がなってないってさ。」
D「脳内会話を載せるのに認知行動療法も関係あるのか。」
漏れ「スレタイがそうだし。」
D「二兎追う者は一兎も得ず。目的は一つに絞ったほうがいい。」
A37,
漏れ「場違いな書き込みをして集中砲火を浴びた、もう終わりだ。」
D「書き込みを終えて、どんな気分だい?」
漏れ「ただの自己満足だよ。迫害された気分だ。」
D「他にも頭を回っている考え事はあるかい?」
漏れ「今まではそんなことなかったのによりにもよって何故。」
D「書き込みをして、それを『場違いだ』、『集中砲火を浴びた』、『もう終わりだ』、『迫害された』、『今までにない失敗だ』と考えたんだね」
漏れ「でもこの罪をどうやって償えば。」
D「『罪を償うべきだ』とも考えたわけだ。レスの中で特に心に響いた言葉はあるかい?」
漏れ「認知行動療法がなってないってさ。」
D「それも自分の考えに取り込んだんだね『俺の認知行動療法はなってない』と。それを状況、気分、思考に分けて紙に書き込んでごらん」
漏れ「・・・

こんな感じか。

Q38,今気にしているのは自分がすごいイエスマンなこと。
相手の顔色をいつも伺って、調子を合わせるだけのコミュニケーションしかできないのが悩みです。こんな人はつまらないですよね。自分がないというか媚びを売ってるだけで、オドオドしていてこれで逆に嫌われたりむかつかれたりしています。
こういうのも認知療法でなんとかなりますか?
A38,どんなNOが比較的言い易いとか、どんなNOはとても難しいとか、いったんハエラルキーを作ってみるといいかもしれません。そして簡単な順にNOを言っていくようにしましょう。これらはどちらかというと行動療法の技法です。認知療法が必要になるとすれば、「イエスマンである方が良い」とするいくつかの思考があるでしょうから、それに対して反論したりするといいでしょう。

Q39,次のケースでは自動思考に該当するのはなんでしょうか。
例 「お前の顔はキモイ」といわれたことあり、悔しい思いをした。ずいぶんたった今でもそのシーンが頭の中に浮かんできて、悔しい思いしている。
この人の自動思考は
 ①「お前の顔はキモイ」といわれていたそのもののシーンが頭にうかんでくること。
 ②言われたことに対して自分が「悔しい、惨め」と感じること。
どちらでしょうか。
あと、別物かもしれませんがもうひとつあります。町を歩いていてふと上を見ると「ハンドバック」の広告があったとします。
そのハンドバックを見た瞬間、頭の中に電気がはしり
(ハンドバック→女→キモイといった女→「キモイ」といわれた場面が走馬灯のように頭に浮かぶ→ゆううつ)
といった反応が起きるとします。認知行動療法で治るものなのでしょうか。
A39,①②どっちもです。また「あるトリガーで、ある雑念が浮かび、不快感が起こってくること」というのは、認知行動療法が扱うメインとなるものです。

Q40,私は過去に馬鹿にされたことがトラウマとなっています。その人間を攻撃したくなります。また、無性に悔しくてしょうがありません。
いつも、馬鹿にした連中の顔が頭から離れないでいます。何が自動思考で、どうすれば合理的に自分を言い聞かすことができるのかわからないでいます。同じような境遇の人で乗り越えられた人、どのように乗り切ったか教えてください。
また、一時的に忘れることができるのですが、またすぐにぶり返してしまいます。持続できません。克服するためにはどのくらいの日数が掛かるのでしょうか。長期的にがんばっていくしかないのでしょうか?
A40,私も思い出しても腹の立つ出来事や、思い返しても赤面する恥ずかしい出来事が5,6個ありますが、それらが消え去るには長い年月がかかるし、あるいは消え去りはしないかもしれません。
いささか過剰にそのことばかりを思い出しているのであれば、その出来事の何をどう解釈したから自分が腹を立てたのか下向き矢印などで探ってみるといいでしょう。
しかし嫌な記憶の甦りに対しては正面から取り組むよりは、何か別の生活や健康に必要な取り組みを行う事で、それの占める割合を減らしていく方が楽だと思います。
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投稿者: 西川公平
2007-06-14 17:47
カテゴリー: 2ちゃんねる

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