2014/09/01: 第24回 ブリーフサイコセラピー学会 in 熊本 大会参加記

秋は学会シーズンということで、今回は遥々熊本までブリーフサイコセラピー学会に参加してきました。
ちょっと遠いので行こうかどうしようか迷いましたが、今年で参加は三回目です。

今回は学会ゲストで呼ばれていたJOJO広重さんの「運を切り開きたければなにか違うことをしろ!」にインスパイアされたので、私にできる違うルートで、全編孤独のグルメ風に書いてみます。
孤独のグルメ 【新装版】



学会-2日目(マイナス二日目)に熊本空港に降り立つと、早速"くまもん"です。
荷物を取るベルトコンベアのところからして、くまもん。
ゲートをくぐっても、くまもん。
コンビニにも、くまもん。
猫も杓子も、くまもん。
熊本はくまモンに乗っ取られたのか?

我々彦根の人間としては翻って"ひこにゃん"の事を考えざるを得ない。
どうだろう?
思い出してみよう。
ひこにゃんはこんなにも恥しらずに、彦根の町のいたるところに出没しているだろうか・・・・・してるな。してる。

あ、でも、もう我々空気みたいになってるから、いちいちひこにゃん居ても気が付かないまでになっているかも。

そんなしょーもないこと考えながら、空港バスで交通センターというところにたどり着く。
アパホテルはどっちだ?としばし探すものの、そもそも腹が減った。
FacebookにSeedingしておいた「熊本の美味しい店教えて」というスレッドに、家族療法学会で友だちになった比治山病院の梶原慶さんが「こがね」という店が美味しいという情報をくれていて、それは着いた交通センターから徒歩5分ぐらいのところにあるということが判り、キャリーバックを引っ張って割烹のお店に出動することになる。

ちょっとした繁華街はキャッチのオニーサンとか、オネーサンとか居て楽しい。
この人達は、大抵とても道に詳しいので、目指す店を聞くと、やっぱり知ってた。
エレベーター無しの二階にキャリーバック持って上がるのはちょっとしんどいけど、美味いもののためならたかが2,30段ほど・・・、と登り切る。

割烹のお店「こがね」には、陽気な先客がいて「にーちゃん初めてかい」とか、
「この店の美味しいのは、店主が気が向いたら作るかき揚げだぜ」
とか、
「どっからきたのさ?」
など、気さくに話しかけてきてくれる。
他にも、特に頼んでないのに、自分が熊本に出張に来てもう1ヶ月なこと。この店は美味しい店だから通いつめていることなど、自己紹介にも余念がない。
まあにぎやかな人だったが、テキトウにあしらっているとそのうちにお勘定して帰って行った。

壁にかかったメニューを見ると、各種刺し身と、かき揚げと、おにぎりと、馬刺しと、馬のホルモンと、揚げ出し豆腐と、他にも色々ある。腹具合から考えるとすると、飲み物含めて二品がいいところだ。
馬刺しは懇親会で必ずかぶるだろうからパスだ。刺し身各種を盛り合わせにできるのか、店主に相談してみる。構いませんよ~ということなので、まずは刺身盛り合わせから、馬のホルモンを頼み、生ビールで摘むことにする。


刺し身が届いた。
なかなか美味いじゃないか。
ホタテも甘く、以下もしゃきっとしてる。
タコは・・・酢の物か!
これは一つアクセントとして、食事全体の流れの中で、口の中の味を引き締めるタイミングで食べないとな。

何故か豚肉まで入っている。
食べて噛み締めてみると、かなりジューシーに油が出てくる。
これは今日の4晩打者というところだが、強打者過ぎて周りとの協調性が難しいな・・・。
刺し身の基本は味の薄いものから濃いものへとなっているので、ラストはそれで占めることになるか、もしくは山葵をつけてさっぱりさせてしまうか、使い所の難しいのが出てきたものだ。

いずれにせよ美味い、美味いと食べながら、飲んだり、適当にフェイスブックしたり、もう一品の馬ホルモンが来るのを待つ。

喰いつつ、待つ。

待つ・・・・。

・・・・あれ?
店主座ってくつろいでナイター観てない?

これ以上待つと、刺し身部隊が全滅してしまい、片方の料理でもう片方の料理を休める、いわゆる三角食べ二品ができなくなってしまう。

「すみませ〜ん、頼んでた馬のホルモンまだですか~?」
オッチャンは、「あ、ごめん、忘れてたわ」とあわてて立ち上がり、じゅうじゅうと炒め始める。

・・・しまったな。もっと早く気がついて、声をかけたらよかった。失敗した。

刺身盛り合わせ舞台は、もう〆のポークとしゃっきり烏賊の2品ぐらいしか残ってないが、まあ、ホルモンが来てからどう終わらせるか考えよう。

馬ホルモンは、烏賊そうめんみたいに結構細くて柔らかかった。
辛くも甘めのあんかけタレがかかっている。
「ホルモンは一回茹でて茹で汁捨ててから、もう一回軟らかく煮るんや」と店主は説明。

一緒に入っているのは、にんにくの芽か!にんにくの芽は大好きなので、ヒット。
もう一本食べると、お、こっちはアスパラだ。アスパラも美味しい!
うまいうまいとむしゃむしゃ食べる。こういうのはアツアツのをふうふう言いながら一気呵成に食うのがいい。

うーん、まあまあのボリュームかつ間が空いたことで、それなりに腹は膨れた。
もう一品という事もなく、立ち去って、ホテルで仕事の続きをしよう。

お会計して、ついでに店主が彦根城について「日本で国宝四城って、彦根城と犬山城と、あとなんだか忘れたけど、あ、白鷺城か」と聞くので、
「そうですその彦根城です。空襲で焼けなかったんで一通り残ってるのが自慢で。」
「あちこちの城は、結局新しく作り直した城やしなあ」「噂ではその昔井伊直助が鎖国を辞める手伝いしたから、アメリカが便宜を図ってくれたって説がありますわ」
みたいなバカ話をしながらお会計。当然領収書ももらう。

帰り際、階段を降りようとすると、どこかで見たような人が?
熊本着いてすぐなのに、向かいから見知った人が来る?学会の参加者?とか思ったら、向こうから声をかけてきてくれた。
「おお、まだいたんか。俺はもう一回や」
あ、さっきのオッチャンか。てか、二回目か。
なんかどっかのママみたいなエプロンつけてる人連れてるけど・・・。
まあ、じゃあ、お元気で、と特に意味のない挨拶をして別れる。
さて、ホテル帰って発表資料の缶詰めスタートだ。
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投稿者: 西川公平
2014-09-01 04:04
カテゴリー: 雑談

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