精神保健福祉士の有園正俊さんが書かれた強迫性障害に関する一般向けの良書です。
監修は上島国利先生
有園さんはOCD関連の研修などでちょくちょくお会いします。
またWeb上で
強迫性障害の案内板という情報発信をされていたり、三鷹で
OCDお話会を開催されていたりと、ご活躍されています。
強迫性障害の本は翻訳本や専門書が多く、一般市民向けが少ない感じですが、この本は患者さん向けに判りやすく書かれています。
その判りやすさの理由の一つには、著者の有園正俊さん自身がホームページでも書かれているように、強迫性障害の体験者であり、治療の体現者でもあるからでしょう。
また情報発信にせよ、地域の勉強会にせよ、分かりやすい記述にせよ、ユーザーフレンドリーな立ち位置でおられるのは、精神保健福祉士という職種であることも、影響しているのかもしれません。
どの情報においても認知行動療法についてけっこう具体的に書いてあります。
有園 正俊
主婦の友社
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