CBTセンターのこれまでの振り返りと反省、そして新年度の抱負などを書いてみます。
早いものでCBTセンターを開業して丸六年になります。
当時は心理カウンセリングで開業?!ってのも妙な感じだったし、ましてや認知行動療法で開業?!ってのもあり得ない感じでしたが、6年たつと、日本でもそれなりにあり得る感じですね・・・。
また、開業からしばらくしてから始めた地域の勉強会である「滋賀CBTを学ぶ会」も先日59回目の勉強会を終え、次回が60回目となります。
始めたときは井上和臣先生の認知行動療法を学ぶ会(京都)が120回ぐらい開催されていて、「いやー120回も開くなんて、とてもじゃないけど考えられないなあ・・・」と思ってたのですが、とりあえず半分まで来ました。
開催した当時のメンバーとは入れ替わっていますが、最近は結構新しいメンバーが認知行動療法のケース報告に果敢に挑戦してくれていて、なんというか妙に勢いがある感じがします。
毎回素晴らしい先生方をお呼びしてのCBT研修会も、滋賀で11回、大阪・神戸で3回、福井で数回行われ、それぞれに盛況でした。
・・・・・さて、今年度はどうしていこうかなあ。。。
実は昨年度は諸般の都合で研修や教育に割く時間が減っていました。
ありていに言えば研修を開くことが少なかったです。勉強会もちょこちょこお休みしたり・・・。
しかし今年は、むしろ研修や教育をバリバリ充実させようと思っています。
単発ものの研修ももちろんですが、そればかりではなく、連続ものの基礎研修や、市民講座や、出張講座などをこなして、認知行動療法を普及させていく予定です。
反省点1として、これまでのところ、私自身には「人財育成」という観点があまり無い感じでやってきたかなと思ってます。
その辺りをもーちょっと継続的・教育的な関わりを持っていかないといけないのかなあと思った次第です。
反省点2として、これまでのところ、「長いものには巻かれるな」という事で、あらゆる組織や権力的なものと関わらないようにしてましたが、まあそれも度が過ぎると大人げないなと思いました。
そんなわけで、あまり自閉的にならずに、オープンハートで色々な人々と関わりになって、なにかしら共同で作業ができればと思っています。
反省点3として、「臨床の技術を今以上に高める工夫の創作」ができていなかったという感があります。
勉強会を作ったり、ケースを報告したり、陪席したり、逐語を起こしたり・・・etc.とあれこれやってきましたが、そういう類の活動をさらに推し進めていくことが足りていなかったかもと思ってます。
やはり私の関わるすべての人が回復しているわけではなく、ある意味良くならない人の犠牲の上で仕事をしているわけなので、せめても技術を向上させていくことが臨床家の倫理なのではないかと思うわけです。
あとは、私は「横断的な発想」がチャームポイントの一つだと思うので、それらを活かす感じで、あれこれファンキーな企画を立ち上げていきたいと思っています。
サファリング on 2011/04/13 2011-04-13 17:13
いつもブログを拝見させてもらっているのですが、
ブログの更新だけでなく、
先生のファンキーな企画を楽しみにしてます!