アメリカ心理学会の12部会(臨床心理学部会)が心理療法に関するエビデンスを出している。
最近見てなかったけれど、更新されたところもあるようなので、観てみようと思う。
それにしてもアメリカはいろんな心理療法を開発していくもんだなあ。

ちなみにAPA12部会は、「経験に裏づけられた治療」という表現を用いていて、判官びいきか心理療法に対して若干甘めに評点していると個人的には感じている。

以下は療法別の分類だが、症状別の分類もある。
https://div12.org/treatments/

こっちの方が目的にたどり着きやすく、見やすいかもです。

【心理療法】
以下は、心理学的治療法のアルファベット順のリストです。
ある診断に対して治療法がないことは、必ずしもその治療法に十分なエビデンスがないことを意味するものではないことに注意してください。
むしろ、経験的に支持された治療基準に従って、その治療法が我々のチームによって十分に評価されていないことを示す場合があります。
治療法をクリックすると、その説明、研究サポート、臨床リソース、トレーニングの機会などが表示されます。
また、ご希望であれば、診断名から治療法を検索することもできます。
また、症例検討のセクションでは、特定の症例提示に適切と思われる治療法を検討することができます。

ちなみに、今年は
【オンライン研修会 エビデンスに馴染みがない方々のための考え方・使い方・作り方】という研修開催予定
https://cbtcenter.jp/event/?itemid=2851

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投稿者: 西川公平
2022-06-27 17:10
カテゴリー: 雑談
生贄の黒ヤギみたいな報報道に辟易したので、書いてみました。
タイトルは「部屋とYシャツと私」みたいな感じでつけました。

【参考:平成29年の犯罪統計】
https://www.npa.go.jp/toukei/soubunkan/h29/h29hanzaitoukei.htm



2019/06/05 統計処理の間違いをご指摘頂いたので、加筆修正しました

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投稿者: 西川公平
2019-06-02 00:54
カテゴリー: 疫学・統計
2016年2017年に自殺した、出産後1年未満の母親の人数が、92人(1年あたり46人)だったということだ。
それを持って、出産がうつのリスクファクターであると警鐘を鳴らす記事がたくさん書かれている。

(例えばココ「知ってほしい“産後のうつ”~92人自殺の衝撃~」)
https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_0914.html

(元データは多分これ:人口動態統計(死亡・出生・死産)から見る妊娠中・産後の死亡の現状)
https://www.ncchd.go.jp/press/2018/maternal-deaths.html


果たしてそうだろうか?私の常識的に考えて、そんなことはありえない。
「妊娠出産って、普通に考えて自殺を減らすよね?」
というわけで、統計を調べてみた。

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投稿者: 西川公平
2019-01-04 05:07
カテゴリー: 疫学・統計
その他のコード化
女性の性器の解剖学的構造の変化()
男性生殖器の解剖学的構造の変化()
パラフィリア症群(6D30-6D3Z)
副腎系障害(5A71)
主として性感染症(1A60-1A9Z)
避妊薬管理のための保健サービスへの連絡(QA21)

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投稿者: 西川公平
2018-07-21 15:41
カテゴリー: 疫学・統計
説明
神経認知障害群は、発達的にというよりむしろ後に獲得される認知機能における主要な臨床的欠損を特徴とする。すなわち、神経認知障害群は、神経発達障害に分類されるような出生時に存在する認知機能の欠損または発達期間中に生じる認知機能の欠損を特徴とする障害が含まれない。むしろ、神経認知障害群は、以前に達成された機能レベルからの低下を表す。
認知障害は多くの精神障害(例えば、統合失調症、双極性障害)に存在するが、核となる特徴が認知的である障害のみが神経認知障害群に含まれる。
神経認知障害の根底にある病理および病因を決定できる場合、同定された病因は別々に分類されるべきである。
その他のコード化
二次神経認知症候群(6E67)

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投稿者: 西川公平
2018-07-12 18:23
カテゴリー: 疫学・統計
説明
作為症群は、身体的、精神的または行動的な徴候および症状または傷害を意図的に偽ったり、偽造したり、誘発したり、悪化させたりすることに特徴づけられる。既存の障害または疾患が存在してもよいが、個体は意図的に既存の症状を悪化させるか、またはさらなる症状を引き起こすか、または誘発する。
作為症群の個人は、偽装されたか、または自己誘導された徴候、症状、または傷害に基づいて、病気、怪我、または障害を負うことで治療を求めるか、そうでなければ自分自身または他人にその障害を提示することがある。
不正な行動は、明らかな外部報酬やインセンティブ(例えば、障害児の支払いを受けるか、刑事訴追を回避するなど)によってのみ引き起こされるものではありません。
これは、明らかな外部報酬やインセンティブが行動に動機を与える仮病とは対照的です。
除外
仮病(QC30)

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投稿者: 西川公平
2018-07-12 07:23
カテゴリー: 疫学・統計
説明
パラフィリア症群は、自分だけで行う行動によって性的興奮を催すパターンも含んでいるし、あるいは、性的同意年令に達した個人が単なる拒絶の結果ではない苦痛を示す関係性によってのみ性的興奮を催すパターンや、受傷や死の危険を伴う事態が関連する場合においてのみ性的興奮を催すパターンも含んでいる。
インクルーシブ
パラフィリアス

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投稿者: 西川公平
2018-07-10 16:49
カテゴリー: 疫学・統計
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